砂糖はダイエットの大敵と思われていますが、本来の砂糖というのはビタミンやミネラルが入っているため太りません。
問題は、白糖に精製される段階で、ビタミンやミネラルが破壊されてしまうため、消化構造や分解の構造が、変わっていてしまうことにあるのです。
だから、砂糖を使うなら精製された上白糖ではなく、三温糖などにしたほうが、太りにくいというわけです。
でも、これだけでは不十分です。
砂糖は、ブドウ糖と果糖が結合したもので、ご飯(ブドウ糖)の要素と果物(果糖)の要素をあわせもった糖分ですが、この果糖が太る原因になります。
では、果物は太るのかというと、そうではありません。
果物には、ビタミンなどがしっかり入っているからです。
しかし、砂糖の場合、精製されているので、ビタミンなどがないわけです。
そのため、吸収されやすく、血糖値が急上昇します。
血糖値が上がると、身体は、血糖値を下げようと動き始めます。
このとき、大量にビタミンやミネラルが使われます。
そして、この吸収された果糖は蛋白質と結合するのですが、この糖が付いた蛋白質(糖化蛋白)は、本来の蛋白質の持つ生理的な働きを失うのです。
つまり、蛋白質が脂肪を分解する動きを阻止してしまうのです。
しかも、この結合時に、『アクリルアミド』という物質が生成されるのですが、この『アクリルアミド』は、神経毒性や発がん性も疑われている化合物です。
高温加熱するほど、『アクリルアミド』が生成されてしまうため、高温でオーブンで焼くケーキやクッキー、油で揚げるポテトチップスなどは、要注意というわけです。
体内で有害なものが生まれるということは、人間本来がもつ免疫機能がこの有害な物質を攻撃するわけですが、攻撃するときにはまたしても、ビタミンやミネラルが大量投入されるわけです。
本来、脂肪などを分解するためのビタミンやミネラルが、有害物質を攻撃するために使われてしまうので、脂肪を分解できずに体内にため込んでしまうのです。
そのため、砂糖は太るという結果につながってしまうわけです。
逆に言えば、ビタミンやミネラルを豊富に含んだ、精製されていない砂糖で、高温加熱しなければ、砂糖を摂取しても太りにくいのです。
でも、現実的には無理なので、ここで、サプリメントの登場です。
砂糖から削られてしまったビタミンやミネラルを、サプリメントで一緒に摂取するわけです。
そして、脂肪を分解できなくなった蛋白のために、プロテインも一緒にとってあげると最高です。
最近は、砂糖も、ブドウ糖果糖液という化合物から作られていることが多いので、甘いものはどんどん太りやすくなります。
ローカロリー甘味料ほど、分解が難しくなるので、実は要注意です。
でも、甘いものはストレスも軽減してくれますし、疲労も回復してくれるので、上手にサプリメントを活用して、これからも甘いものも食べながら生活していきたいですね。