カルシウム不足は骨粗鬆症の原因だとよく言いますが、骨粗鬆症を予防するためには、カルシウムだけ摂るのはNGです。
カルシウムは骨の強化のほかに、血圧を上昇させ筋肉を収縮させる働きもあるので、
心筋梗塞や脳梗塞といった恐ろしい病気を引き起こす可能性があるのです。
これを防ぐためにはマグネシウムを摂る必要があります。
マグネシウムは、カルシウムが細胞に流出するのを防ぐ働きがあります。
また、マグネシウムは血管を拡張し、筋肉の痙攣を抑えるとともに、炎症も抑えてくれるのです。
マグネシウムが少ないと、それだけで、からだはストレスホルモンを分泌し、血管を収縮させるので、血液の凝固がおこりやすくなります。
想像してみて下さい…
血液の凝固がおこりやすい状態で、カルシウムが投入され、血圧の上昇、筋肉の収縮がおこるとどうなるのか?
結果は見えていますよね?
そうです。血管が切れます。
恐いですよね?
そこで、マグネシウムの出番です!
また、マグネシウムには、骨の密度を高める働きもありので、骨折の予防にもなります。
カルシウムをとるときには、是非マグネシウムも合わせて摂るようにして下さいね。
ちなみに、マグネシウムはナッツ類やバナナに含まれていますが、摂るのが難しいようでしたらサプリメントを利用するのもお勧めです。