めっきり涼しくなりましたね、歯科専門 接遇講師の久保 佳世子です。
今年の夏は暑かったので、移動の多い私にとっては辛かったです。
さて、今月からある歯科医院で定期訪問型スタッフ教育サポートのご依頼を頂きました。
1度、出張セミナーをさせて頂いているのでスタッフの個性は把握していますが、更に個々のスタッフの状態を把握する為に、個人面談を実施しました。
年齢、歯科業界歴、前職、家族構成、兄弟、仕事に対するモチベーションの状態、業務上悩んでいる事などをお聞きします。
スタッフ指導をする上で、スタッフの生活背景を知っておいた方が有効だからです。
その中に今春入職したスタッフが1名居ました。
セミナー内で発言時の声が小さいので毎回「大きな声で」とやり直しをして貰うスタッフです。
面談の中で仕事を辞めようと思ったことはありませんか?
と聞きましたが、質問に答えはYESです。
いつの話ですか?
ピークはいつでしたか?
なぜ、その時に辞めなかったのですか?
など質問を重ねていきます。
辞めなかった理由は「色んな人に教えて貰っているので、辞められない」と返答がありました。
多くの方と面談をしてきましたが、即戦力にもなっていないのに自分はこの職場に居てあげてると思いながら仕事をしているスタッフも居ました。
自分が辞めたら困るだろうとタカをくくっていたんです。
このようなスタッフは人罪です!
最終的に職場に居られなくなりました。
教えて貰っている事に感謝の気持ち持てるスタッフに出会えて嬉しかったです。
そして、職場で泣いたの?
と続けて聞くと答えが健気なんです。
患者さんの前では泣けないので、帰りの車の中や、自宅に帰って泣きましたと。
多少成長に時間がかかっても、彼女は間違いなく人財となるだろうと確信しました。
振り返ると、自分の新入社員だった頃のことを恥ずかしく思います。