子供の頃、台風一過を台風一家と思い台風のように騒がしい家族と勘違いしていた、歯科専門 接遇講師の久保 佳世子です。
我ながら笑っちゃいます
ブログで交流させて頂いたり、私の公開セミナーにもご参加頂いた まつくりさんの記事 が気になりました。
デンタルフェアに行き、歯科医か衛生士か助手か職種によって、メーカー社員の態度が変わると書いてありました。
要は、同じ接客をするなら、決定権のある歯科医を優先的に行いたいのでしょう。
このような記事を見て、このメーカー社員は、何て浅はかで目先の事しか考えられないんだろうと思いました。
私は教育を売っています。
商談相手の殆どが院長先生ですが、窓口が衛生士の方である場合もございます。
だからと言って態度を変える事などありません。
むしろ、現場で悩んでいる事実を聴けるチャンスと捉えます。
大抵の院長先生は、スタッフの方が「この講師から習ってみたい」と思えばセミナーに対しても前向きになりますから。
ここからは、↓以前居た人材コンサルティング会社に在籍中の話です。
当時、神戸の靴メーカーで全国に何店舗もある会社に商談に行った時の話です。
毎年1月に行われるSCビジネスフェアで名刺交換をしたので、神戸にある本社に行きました。
応対してくれたのが、若い女性だったので、一瞬この人には決定権が無いなと思いました。
しかし、この現場を良く知る女性が私を気に入ってくれたら、研修は決まるだろうと気持ちを切り替えました。
現場で悩んでいる事や、望まれている事をお聴きして、約1時間の商談を終えました。
次回の商談では、社長が出てきました。
ニーズに基づいたカリキュラムと、1回30万の研修×3回の見積書を出しました。
テキスト代を含むと約100万円の研修費用です。
値引き交渉されることも無く、即OKが出ました。
社長が、最初に応対して下さった女性が私に対して興味を持ち、この人の研修をスタッフに受けさせたいと大きなプッシュがあったからとおっしゃいました。
決定権は社長にありましたが、決め手は最初に応対した女性の意見だったのです。
1度お会いし、2回目の商談で約100万円の研修が決まったのです。
その人に直接決定権は無くても、決定権を持つTOPへの影響力はとても大きいのです。
目先の事ばかり考えているようじゃ、信用信頼は得られません。