昨日TVで、国内の歯科技工士の低年収や離職率の高さ、仕事を受ける側の立場の弱さなどから労働条件の悪さが映し出されていました。
歯科技工士の希望者も年々減ってきているようです。
また中国から歯科技工物を輸入していると聞いて驚きました。
安く製作される中国製技工物のせいで、歯科技工士の状況を益々悪くしているとの事でした。
今や中国製品は、衣服や電化製品だけでは無いのですね。
私が百貨店に入社した頃は、バブル全盛期で中国製の洋服はお客様からかなり敬遠されましたし、自分も当時はまず購入しませんでした。
時代も変わるのですね。今は中国製の服への抵抗感はありませんから。
野菜はまだ抵抗があり購入しませんが・・・
しかし更に驚いたのは、日本の歯科材料を販売している会社が日本で使用禁止のベリリウムを混合した歯科材料を中国で製造販売しているんです。
中国では、ベリリウムは禁止されていないようですが、発がん性があり日本では20年以上前から使用されていません。
その歯科材料のメーカー社長がインタビューで罪悪感は無いと答えていました。
これって倫理観に反しますよね。
1つ疑問に思ったのは、中国で製作された技工物と知らずに、患者さんの口に入ってしまうのでしょうか。
洋服は必ず生産国が表示されています。
歯科技工物はどうなのでしょう。
中国製品を使用している歯科医院は、患者さんにきちんと説明しているのでしょうか。
この時点で私は、中国製は避けたいですね。
そんな中、歯科技工所では無く歯科医院で働いている女性技工士が患者さんと直に触れあえる喜びを語っていたのが印象的でした。
彼女には頑張って欲しいです。
全く倫理観の無い歯科材料メーカーの社長が許せません。