よく人になぜ起業したの?と聞かれます。
理由は沢山ありますが、大きな理由は自分がある程度人間的に成長してから、良い上司に巡り合わなかったからです。
なかなか理想の上司なんて居ませんね。
ヒューマンスキルは高いけど、仕事の方がイマイチだったり、仕事は出来ても人間的に問題があったり・・・
私の場合、大手を退職後に小さな会社に入社したことで、かなり上司には苦労しました。
大企業だと少々嫌な上司が居ても人事異動があったりして、転機が訪れたりします。
しかし零細企業には、人事異動なんてありませんから・・・辞めるしか無い訳ですよね。
大きな企業だけが良いとは思っていませんが、組織が大きい分色んな人の視線があるので、感情や行動にブレーキがかかりやすかったりします。
その小さな会社に勤めていた時の話なんですが、ある件について上司から(社長)説明がありメモをとっていました。
最後まで説明を聞き、確認を上司にしました。
その時の上司の言葉は今でも忘れません。質問への返答が、「それ以外どうとりようがあるの!?」と凄い形相とキツい言い方をされ、私はその時に起業しようと決心しました。
部下は上司に仕事の確認をするのは当然の権利であり、重要な事です!
この返答にはさすがに驚きました。
尊敬出来ない上司の下で働くぐらいだったら、自分で起業しよう!と。
それからの約2年間は、自分の講師としてのスキルを上げる事だけに全力を注ぎ、将来の夢に向かって、その上司の傍若無人な振る舞いに多くの我慢をしました。
いつもニコニコ腹黒く(笑)
人間って夢や希望があれば、目の前の嫌な事も、ある程度は我慢出来るんですよね。。。。
今、マネージメント研修のテキストの準備をしていたら、過去の事を思い出され、思わずブログに書いてしまいました。
「反面教師」という言葉があるように、ポジティブに捉えると悪い上司でもああはならないでおこうと、自分の戒めになります。
苦労が多かったのですが、今の私が天職と思える仕事に出合えたのは、この会社のお陰でもあるので、講師の仕事に牽引して頂いた事には感謝の気持ちを持たねばと思います。
最後に~要はどんな環境下にいても、自分の意識次第で成長や学びはあるという事ですね。
苦労が多ければ多い程、その後の達成感は、なにものにもかえられません。