誰の応援もなく、また、自分でも自身が全くないまま、理転を決意した。
自信は無かったが、信じられるものは自分しかなかった。
有機化学の訳の分からない反応を必死で覚えた。
理解できない数式も、とりあえず覚えた。
そうするしかなかった。
ここで落ちてしまっては、私の一生はダメになる。
タカギやホシノや、ここの低脳で馬鹿な男より、29歳になったときは、立派な生活を送ってやるんだ!!
これだけが、私の原動力だった。
男なんかに、絶対に負けない!
・・・これが、私の根本に染み付いてしまったのかもしれない。
こんな私が、果たして、結婚というもの自体に向いていたのだろうか。
そんな疑問も、少しは心の片隅にある。
しかし、元夫は、たとえ結婚というものに私が向いていなかったとしても、最初から何かが違っていた。
まず、元夫は、私の前に付き合っていた彼女の悪口をよく私にぺらぺらとしゃべった。