薬には頼りたくなかったけれど | えっせの自分探し

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精神的苦痛を与え続けられ、元夫が出て行ってからほとんど眠れない日々が続いた。


昼間でも頭はぼんやりし、しっかりしなければと気を取り直そうとすると、今までの暴言や嫌がらせの数々が頭に浮かんでは消え、消えては浮かび、涙が勝手に浮かび、私を苦しめた。


薬には頼りたくはなかったけれど、事情を知っていて、自分も離婚経験のある職場の先輩が言った。

「なんでもいいから、とりあえず、寝なさい。

睡眠薬を使ってでも、寝なさい。

このままだとあなたは体を壊す。

なんのために今まで頑張ってきたの?ここで体を壊したら負けなのよ」と。

自分の病院では、電子カルテで私の病状が他の職員に見られてしまうため、自分の病院で薬を出してもらう気にはなれず、家の近くの小さな病院にかかりつけの医者がいたので、そちらで薬をもらった。


睡眠薬と安定剤と抗うつ薬と栄養剤が処方された。


栄養剤は、食事が摂れず、痩せて体力がなくなっていく一方だったため、医療用の液体の栄養剤でも飲まなければ仕事が出来ないと思い、出してもらった。


ここで夫を失うのはともかく、自分の仕事と収入まで失ってしまっては、私は生きていけなくなってしまう。

死んだほうがよっぽど楽かとも思ったが、人間、そんなに簡単に死ぬものではないことは、よくこの目で見て知っていた。