大阪万博の話題がまたニュースになっていましたね。
「解体工事業者が契約を敬遠」と。
東京五輪の談合や汚職に続き、今回もまた後味の悪さが残る展開です。
建設費を除いてだけど、「運営費は黒字」という、数字の魔術のような説明もありました。大人になるとサンタクロースより“会計テクニック”の方が夢がありますね。笑
ところで私、かつてヨーロッパ駐在中に、スイス・ジュネーブの空港へ日本からの出張者を迎えに行ったことがありました。
便は到着しているのに…なかなか出て来ない。(小さな空港なのに・・・)
電話も出ない。
「これはただ事じゃないな」と思ったら、約2時間後にようやく登場。
足を引きずっていました。聞けば、なんと空港内の階段で滑って負傷。
夕方、そのまま空港から直行で病院へ。しかし、
夜になっても診察が進まない。
理由はシンプル。
支払い保証が確認できないから。
日本の会社が動き出す時間(日本時間の朝)を待ち、最終的に夜中2時過ぎにようやく診察開始。
結果はヒビ。見るからに痛そうでしたが、病院はブレませんでした。
日本でも、訪日客による医療費未払い問題が深刻です。
・都立病院だけで年間約2億円
・全国では月1億円規模というデータも
医療は尊い。しかし、「未払い」は別問題。
立派な経営問題です。
今回の万博で一部報じられた、工事代金の未払いトラブル。
一般企業からすれば当然の反応ですが、、海外なら、こんな取引そもそも成立しません。
国相手でも
・前受金
・L/C(信用状)
・銀行保証
の安全装置は当たり前。
企業は慈善団体ではないのです。
日本は本当にやさしい国です。困っている人がいたら助ける文化。誇るべき価値観です。
でも、やさしさと無防備は違います。
“性善説”は美徳、だが世界は性悪説で動いています。(これグローバルスタンダード)
請求できる仕組みを作らずに「踏み倒された」と怒るのは、
傘を持たずに外に出て「雨に濡れた」と怒るようなもの。
フランスもドイツも、現地で交通違反したら容赦なく日本まで請求書が届きます。
日本も、そろそろ
「善意の国」×「支払いに厳しい国」
でいいのではないでしょうか。
優しさはそのままに。システムだけ、世界仕様に。
負の遺産(システム)を子どもの未来に残さない。そんな国であってほしいと切に願っています。