7月10日の オンラインお城会 “諸説あり” テーマは 『城山』
相模津久井城をはじめ、武蔵滝の城・岡城、信濃伴野城、三河松平城山城、美濃大桑城、尾張末森城、
泗川邑城などのお話が出ました。
『城山』といえば、ライトまっぷるの岡山県にやたらと多くあったというイメージがあります。(それ以上に岡山県には龍王山、妙見山が多い)
兵庫県は国土地理院の地図でみると、但馬浜坂の芦屋城、有子山城、丹波の高見城、黒井城、播磨置塩城、中道子山城あたりが 「城山」 と書かれています。どれもメジャーな城址です。
そんななか、あまり知られていないがとても恵まれた立地の 「城山」 があります。
たつの市新宮町の鞍背城
龍野から佐用方面に抜ける出雲街道、JR姫新線を大きく迂回させる山塊で、城が築かれるに相応しい地形に見えます。
天正五年からの上月合戦において、織田・羽柴勢はここを幾度となく通ったのではないかと推測します。
さぞや立派な遺構があるのでは、と思ったのですが…実際はこんな感じ。
このデカい山塊にもかかわらず、お城っぽい遺構は50m四方だけです。
ただ、岸は明瞭で転がる石も多く石積があったように見受けられます。
ひょっとすると、東尾根や北西の尾根にもっと何かあったのかもしれません。
閑話
播但道の、但馬竹田城の下を通るトンネルは 「城山トンネル」
豊岡道の、但馬宵田城の下を通るトンネルは 「城山トンネル」
姫路方面から豊岡へ自動車道を使っていく場合、城山トンネルループに入り込んだと恐怖に駆られる人がいるかもしれません。