昨日、ZOOMお城会のテーマは 『石』 でした。
お城で石といえば 石垣、石積み、礎石…etcでしょうが、私は予てから気になっていたモノについてお話をいたしました。
磐座=いわくら
木内内則師匠の書かれた 『中世播磨250の山城』 にはこうあります。
「古くから寺院の一部で修験者の行や雨乞い神事の聖地で、展望の良い岩山」
私が行き図を摂った中では 備後鷲尾山城、但馬生野城、赤穂郡鴾ヶ堂城、駒山城、揖保郡光明山城、加西郡善坊山城 などでみられます。
特に生野城では、近世までの使用が想定される中、15m角ほどの狭い主郭に高さ3m、周囲5mくらいの岩が聳立しております。
生野城には石垣もあり、なぜこの岩をここにそのままにしておくのかとても不思議である…ことを紹介いたしました。
ご参加の皆様から上記寺院の設備である以上に重要なこと(明王や天部が乗っている、また神や仏の降臨の場所である。)、播磨近辺だけでなく全国に広がっていること、磐座の場所を城として利用した可能性…等の知見をお伺いできました。
で、発表にあたってご紹介のための画像を探したのですが、全く撮っていませんでした。
これからは撮るようにいたします。