社寺屋根杮葺&檜皮葺 | 根多帖別冊 by おしろまん

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おしろまん です。
絵を描いていますので、そちらをメインにしたいのですが、お城の論考を書いたりしており、城関係がやたらと多いブログとなっています。
ブログ内容に即した、皆様の素敵なコメント募集中でございます~

根多帖別冊 by えすくおやじ-10-15_001.jpg で、土曜日に行った 文化財保存技術2012 で、本来の目的であった 
 『石垣』 よりも感動した

 「公益社団法人 全国社寺等屋根技術工事保存会」

 おおまかにいうと、『檜皮 (ひわだ) 葺』 『杮葺き』 というもの。
 ほかに茅葺もあるかな。

 檜皮葺き は、文字通りヒノキの皮をなめして一定の厚さ・大きさにして
 竹釘で固定していくもの。

 右画像は檜皮引きを実演体験する参加者=ぼく(神戸新聞より) 

 杮葺き は 『かき』 ではないのですよ!! 驚きました!!!
 『かき』 だと思っていました。

 柿 杮 字が違いますね… え?同じ??それゎパソコンがおかしいですね (やはり恐れていたことが…)機種依存なので携帯では 『?』 すね。

 「コケラ」 は つくり (右側) が “市”(し・いち) ではなく真ん中柱が通っているらしいです。

 椹 (さわら) ・杉・栗などの木の板だそうです。

 寺社や桂離宮などに用いられるのは勿論、城郭にも用いられたのではというのがぼくの考えであります。

 御殿や 寒冷地の天守・櫓など。また福山城の鐘櫓などもそうではなかったか。

 是非調査の上旧に復していただきたいものである。