竹内まりやサンという生き方についてである。
芸能界は怖いところで、自らの信ずるところを貫いたがためそこから干された人をたくさん見ている。音楽界も似たものと考えていいのかどうかは迷うところだが、彼女は自分がアイドル的な扱いである事に疑問を感じ、売れっ子の置位をかなぐり捨ててしまう。 そしてその後は 『片手間に』 音楽活動をして、今のポップの女王的な位置に居る （今回のライヴのＭＣで本人が語ったところからである）。
果たしてそうであったのかは実際見たわけではないのだが、非常に恵まれているといえる。
幸運というより彼女の音楽的実力・ルックス・周囲 （彼女の夫山下達郎） の力であるのだろう。
つまりこういう生き方は彼女にしか当てはまらないわけだ。
彼女ほどの実力を持っていながら、興行的・世評的に恵まれていない人はたくさんいる。今回のバックバンドに多いｗ。 人間社会というのはこういう、ある意味不公平の上に成立しているといっていい。むろん彼女の実力を認めた上でのことである。
自分の信念のみに縋ることは身を滅ぼすということを自重しなければならない。
今回のライヴで初めて聴いた 「