失墜の占い師 -2ページ目

心霊スポット

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彼等は深夜、三人で北部にドライブがてら心霊スポットと噂のある空き家に行った。
屋敷に入る時、
「あと一人…」
と、声が聞こえた。
家は普通の空き家に見えた。
しかし、家財道具が揃っている。
彼は盗むという意識ではなく、いたずら心というか、本当に軽い気持ちでソレを持ち帰ってしまう。
車を発進させた時、バックミラーにはリアウィンドウに伸びる白い手が見えた。
数日後、男の友人が倒れて入院した。
彼は心筋梗塞で意識不明。
女の友人が音信不通になった。
情緒不安定で毎夜ヒステリーを起こし、警察やら救急隊の世話になるのでアパートを追い出され、今は実家に居る。
彼女は毎日絵を描いている。
あの心霊スポットと噂の家の絵を…。

彼は持ち出したモノを返しに再び心霊スポットに向かった。
そこで彼は事実を知る。
そこは空き家ではなく、人が住んでいた。
ソレを戻した彼は一目散に帰った。
住人に会わないうちに…。
そして彼は助かった。

十五夜

フチャギは返り血。

旧暦八月十五日に沖縄はフチャギをヒヌカンや仏壇に供える。
白く柔らかい餅に小豆をまぶしたフチャギは行き過ぎた正義の象徴でもある。失墜の占い師-グラフィック0805019.JPG

沖縄あの世?

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沖縄ではあの世の事をグソー(後生)と呼ぶ。
つまり死後も生きていくという考え方だ。
後生の世界は現世とそれほど変わらない。
泥棒は泥棒、聖人は死後も聖人。
死んだら誰でも楽になれる訳ではない。
現世で経歴をきれいにしておかなければ、未来永劫グソーで笑い者になる。
現世での最後の生き方で死後の品格が決まる。
惨めに死ねば惨めな後生しかない。
人は誇りを失えば終わり。
家を潰したのならばもう一度興してから死なないと、子孫もさまよってしまう。
千年の安寧を求めるなら、百年の苦労など短いというわけだ。