フラウト・トラヴェルソとのお付き合い | 音楽家のためのアレクサンダー・テクニークレッスン〜フルート奏者嶋村順子

音楽家のためのアレクサンダー・テクニークレッスン〜フルート奏者嶋村順子

♪アレクサンダー・テクニークを演奏に生かすレッスン♪
~ココロを自由に、カラダも自由に、自分らしく生き、演奏する~
アレクサンダー・テクニーク教師&フルート奏者の嶋村順子です。
演奏者の心理的・身体的問題を解決する方法を探求しています。

お世話になっている新井道代先生門下のトラヴェルソ発表会が先月末にありました。
今回私は、ソロはチェンバロと一緒にクープラン「王宮のコンセール第1番」を、
生徒仲間さんとのデュオで、モンテクレール「2本のフルートのためのコンセール」を演奏しました。
 
初めてトラヴェルソに触れたのが2016年頃のこと。
その後タルディーノ(スイスのバーゼルにある古楽器フルートメーカー)に注文し、
2017年に最初のトラヴェルソがやってきました。
その後は、道代先生の発表会の時だけ練習したり、お誘いいただいたアンサンブルで勉強したりと、
本当にぼちぼち、ぼちぼちとやっておりました。
もっとバロック音楽やトラヴェルソのことを理解して上手くなりたい、という気持ちが強くなってきた頃、
地元のフルーティストで古楽器の好きな仲間とトリオを組み、定期的に練習や演奏会をし始めることに。

道代先生の個人レッスンも、以前より継続して受けるようになり、
テレマン、ヘンデルなどモダンでも必ず学ぶ作曲者の曲に対する「目から鱗」体験が続きました。
そして昨年2023年に2本目のトラヴェルソと出会いました。
著名な日本人の製作者による美しく上品な音のする楽器なのですが、この楽器から教えられることがたくさんあります。
フルートという楽器はそもそもどんな音質なのか、
楽器が生きるニュアンスとは、楽器の魅力を引き出すには、
そしてその時の自分の身体の使い方は、呼吸は・・・
などなど、より深く意識するようになりました。
バロックや古楽を知らずに人生を終えることがなくて、本当に良かったと心底思っています。

改めてバロック音楽に向き合うごとに、
そして古楽器というシンプルなフルートに取り組むごとに、
クラシック音楽の源流を当時の楽器で演奏する研究のおもしろさに益々ハマりつつあります。
道代先生には「古楽の“沼”へようこそ」と言われました。
ATの沼、心理療法の沼、古楽の沼…。
いったいいくつの沼にハマってるんだよ、と心の声が聞こえますが、
しばらく自分のペースで「好き」「面白い」に乗っかってみます。
 
新井道代先生、チェンバロ奏者の伊藤一人さん、ご一緒したみなさま、ありがとうございました♪
 

美しいチェンバロの音と共に。

 

先生「プログラムの肖像画は誰でしょう?当たった人にはプレゼントが…」

私「はい!ブラヴェさんです!」

ひとくち羊羹、いただきました。

 

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嶋村順子
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