【ラボ・クラスの解剖学】
Self QuestLabのラボ・クラスでは、アレクサンダーテクニーク教師資格を目指す方々が心身について学んでいます。
先週の日曜午前のラボ・クラスは「動きの解剖学」。
この日は手や指、腕の動きと身体との連動について探究しました。
参加者はヴァイオリン、トロンボーン、サクソフォン奏者と指揮者。担当教師は私、フルート奏者の嶋村でした。
演奏するみなさんそれぞれに指や手、腕については並々ならぬ関心があります。
また、腕に非常に関わりが深い呼吸についても関連して学びました。
もちろん身体のどこの部分も呼吸に深く関わってはいますが、
特に腕は楽器操作などで制限や負荷がかかるので注目することが多いですね。
・弦楽器の左腕・手指の動き、弓と右腕の動き、左右の腕の仕事の違い、身体の軸とのバランスと統合
・トロンボーンのスライド操作での腕の使い方と呼吸の関係、左右の腕の使い方の違いと全身の統合
・楽器や指揮など個々に特有の動きの分析や、その時に使う腕や手、指の筋肉と動きの理解
・演奏で起こりがちな故障や不調の原因となりやすい誤った使い方と、改善するための解剖学的な知識
などなどに取り組みました。
たくさんの参考資料をめくりつつ、各自のアクティビティ(実際に演奏しながら探究)をしつつ、
お互いに観察しては違うやり方を試してみたり、解剖学の本を調べてわいわいとディスカッション。
「こんなに精巧に理にかなって作られている。人間てすごい。」
さらに、自分の全部が動きに協力しやすい身体の使い方を整えていく練習をしました。
ラボ・クラスは皆さんの探究心によって作られている場だなぁと改めて感動しています。
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嶋村順子
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