1993北海道ツーリング上陸第1日目 | リターンライダーの日常

リターンライダーの日常

ひょんなことから二輪生活を再開することになったオッサンライダーの日常を綴ります

曇り模様の早朝のスタートである。雲量はあるが降りそうなわけでもなく。

今日のキャンプ場は朱鞠内湖の湖畔の予定。海岸伝いに北上して留萌を目指す。

 

最初は平仮名の「ぐ」に見えていたが、写真に収める頃には飛行機に?

 

8時半に留萌に到着。JR留萌駅で復路の「9月2日小樽発舞鶴行き」フェリーの予約をする。

黄金岬や千望台を回ってみたが、まあこんなものか。

 

どこかから見下ろす留萌の街並み。結構な都会だ。

 

留萌を出発し、幌加内町に向かう。ここで夕食のおかずを調達しようとしたが、町が小さい。

 

たぶん幌加内町その1

 

たぶん幌加内町その2

 

この頃はデジカメなどまだ世に出ておらず、写真と言えば銀塩写真。ネガとポジであった。

何が写っているか、うまく写っているか、現像しないとわからない。日付がないと何処かもわからない。

無駄な写真は極力減らすようにしないと、お金が掛かって仕方がないのだ。

 

サイドバッグもリュックもすべての荷物が湿気ている。敦賀への道中の大雨の名残である。

幌加内町を出て士別市に行き、ここで夕食のおかずを調達。走っているうちに太陽が顔を出す。

道端に小さな空き地を見つけて、そこで荷物を広げて大休止。

 

 

あっという間に荷物は乾いてホッカホカになった。幸先よし。手早くパッキンし直して出発。

添牛内に向かったつもりが、朱鞠内湖周回道路に出てしまった。まだ到着するつもりはなかったのに。

展望台や朱鞠内ダムを回って全体像を把握した(つもり)ので、キャンプ場に入ることにする。

 

 

 

朱鞠内湖は戦争中に完成したダム湖で、針葉樹が水際まで生い茂る、欧州的な景観の湖。

 

 

キャンプサイトは範囲だけ決められていて、どこでも自由に張れる感じ。

テント設営後、15時ぐらいから17時ぐらいまでルアーフィッシング。1尾だけ釣れたがリリースす。

 

夕食時に少し離れた場所にオフロードバイクとテント一張りを発見したが、見える範囲ではこれだけ。

照明が全くなく、満点の星はきれいだったが雲がかかり真っ暗&静寂。恐怖を感じるほど静かだった。

19時半には消灯。完璧な暗闇と無音を生まれて初めて体験した。

 

展望台では札幌ナンバーの男性、朱鞠内ダムでは125ccオフ車の名古屋の大学生と話した。

無数のピースを対向車に出したが、返答率はなんと100%であった。さすがは北海道。