1993北海道ツーリング出発から上陸 | リターンライダーの日常

リターンライダーの日常

ひょんなことから二輪生活を再開することになったオッサンライダーの日常を綴ります

日記は残っているが、何せ26年前の事である。

記憶が曖昧であったり、忘却の彼方に消えている事もある。

 

大型夏季休暇1日前の終業時から話は始まる。いきなりの雨降りである。大粒である。

22時乗船開始は敦賀港。出発予定時刻は19時。京都南IC~敦賀ICまで129kmある。

地道が合わせて1時間として、高速道路129kmを2時間で走るのは妥当な距離か?

 

渋滞はほとんど関係ないとしても、アクシデントや休憩時間をほとんど考えてない。

実際には自宅から敦賀FTまで2時間半just で走り切っている。乗船開始20分前に到着。

敦賀IC降りてから道が分からず、信号待ちで出会ったライダーの後追いで辿り着いている。

 

今では考えられないほどアバウトで無茶である。日記にも『結構ギリギリの勝負をしている』

当時の自分も結構わかっていたようなのだ。いきなり結果オーライでの幕開けだったのである。

雨降る夜の高速道路で荷物満載で100-120km/h巡行。中免取得後4か月の初心者ライダーが。

 

23時30分、ニューゆうかりは定刻通り敦賀港を出港。翌々日の4時に小樽到着予定。

2等寝台は箱型2段ベッドの1個が与えられ、カーテンで仕切られたプライベートスペースである。

隣は大学生で滝川市に帰省するホンダSteed400乗りだった。ビール500ml+ポテチで就寝。

 

夜の雨の高速は結構疲れたみたいだが、朝7時半から船内放送が煩い。9時まで寝ていた。

朝食はキャラメルコーンと牛乳。TVを見ながらゆっくり食べる。することが無く、デッキで日光浴。

16時に風呂に入って寝台に戻るとSteed氏が居たので雑談。逆隣りのSRX400氏も話に加わる。

 

2時間程話していると、SRX氏は「洗濯物が・・・」と席を外して消えた。その後再び会うことはなかった。

丸1日洋上で過ごした、かなり退屈で平和な1日だった。翌朝は4時到着なので早寝が肝要である。

 

3時15分に起床。4時15分には小樽上陸を果たしていた。Steed氏とランデブーして記念写真を。

その後、銭函まで一緒に走って別れた。彼は実家へ。さて、いよいよ自由行動の始まりだ。

 

 

早朝の小樽FTにて