ニュースでノーベル化学賞の根岸教授と菅首相が電話で10分会話し、根岸教授が「日本は何もない国だから理科系の学生がもっと育つように援助するのが一番」というニュアンスのことをおっしゃっていた。
食料時給率40%、資源も少ないから技術力で生きるしかない、同感。
今年の異常気象で世界一の小麦の産出国・ロシアが小麦の海外への輸出を制限あるいは禁止した。不作のため自国でまかなう分でいっぱいいっぱいだったのだ。
このように農作物は天候に左右されるので、輸入だけにたよって安心するのはどうだろうか。
資源についてもレアアースについても精製量は中国が96%台(生産量は世界の四割くらい)。レアアースがないとハイテク製品はつくれない。
レアメタルもアフリカの各国との契約は日本より中国の方が多い。日本はODAの援助でアフリカに貢献しているので契約は有利だったのに、動きが鈍いせいで中国や他国に採掘権をリードされてしまった。
レアアース、レアメタルはエコカー、パソコン、携帯電話などあらゆるハイテク製品をつくるのに必要なのだ。
輸出がストップすれば代替品でなんとかするかリサイクルしかない。代替技術はまだ間に合っていない。そのため今回の二人の日本人のノーベル賞受賞は希望へとつながった。
資源といえば中国が日本、韓国、台湾、ベトナム、フィリピン、マレーシア、インドなどと領有権でもめているかというと資源ほしさの争いなのである。東シナ海は海底油田の宝庫。
中国が尖閣諸島を欲しがるのは東シナ海の海洋ルート、中国近海よりよい漁場という理由以上に
尖閣諸島周辺に1000億バレル以上のサウジアラビア並みの海底油田があるとわかったからだ。
しかし、尖閣諸島は1800年代末に日本固有の領土と決定した。しかし第二次世界大戦で日本は敗戦したので新しくとりきめをするときに中国が我が国の領土と主張したならともかく、何も主張しなかったので依然日本の領土なのは確実。
1970年代に米軍が尖閣諸島で演習しても沈黙していたが、海底油田が発見されてから急に奪い取ろうとしているのだ。
不条理なのに尖閣諸島を譲ってしまったら竹島、北方領土を韓国、ロシアが欲しがり
しまいには日本全体が植民地になってしまう・・・ それはオーバーだが大戦後、日本は米・ソに統治され北と南に分断される予定だったのだ。
とにかく日本人は世界の国々の中でもお人よしで、国民全体に危機感のなさが蔓延している!