法学検定(日弁連法務研究財団ホームページ)

http://www.jlf.or.jp/hogaku/index.shtml


詳しくはホームページを見て頂きたいのですが、法学検定は各法律科目の短答式試験での検定です。


法科大学院生や新司法試験受験生の方も力試しのつもりで受けてみるといいかもしれません。条文、判例などの知識にウエイトを置くという面では、旧司法試験の短答式試験よりも、法学検定の2級ないし3級の問題の方が、新司法試験の短答式試験に近いところもあります(もちろん、全く同一というわけではありません)。


ただ、受験料は高めではありますが。


以前紹介した刑事法の演習書が刊行されています。

内容は詳しく見ていませんが、執筆陣の多くが刑事実務家でありますので、有益だろうと推測されます。もちろん、実務家の執筆=試験対策に有益、研究者の執筆=試験対策に無益または有害、とは決め打ちはできないのですが、刑事法の学習者向け文献(例えば、刑事訴訟法判例百選)などを見ますと、実務家が書いているものの方が司法研修所への入所を目指す学習者(要は法科大学院生および新司法試験受験生)に有益であった比率が高かったように思います。


井田良・田口守一・植村立郎・河村博(編著)
『事例研究 刑事法1 刑法』
http://www.nippyo.co.jp/book/5430.html


刑事法1 刑法 (事例研究 )/井田 良
¥3,150
Amazon.co.jp

  
井田良・田口守一・植村立郎・河村博(編著)
『事例研究 刑事法2 刑事訴訟法』
http://www.nippyo.co.jp/book/5431.html

刑事法2 刑事訴訟法 (事例研究)/井田 良
¥3,150
Amazon.co.jp

NBL937号

http://www.shojihomu.co.jp/nbl/nbl100915.html


土屋文昭「判例雑感」NBL937号1頁


元裁判官で、現在は東京大学法科大学院の実務家教員である土屋文昭先生によるコメントです。ここでは、判例についての取り組み方、学説との関係がコンパクトにまとめられており、有益です。


全文を引用するぐらいの価値がありますが、それは(現行法上)できないので、一部分のみ引用。


「法科大学院の授業の中でも、実務では判例が支配的であり、確定した判例のある事案では事件の結果の予測もほぼ可能であることを、さまざまな具体的な事例を通して伝えている。そのせいか学生の中には、はやばやと判例を重視し、学説を軽視してしまう者も見受けられる。しかも、判例を所与のものとして、それ以上に思考を進めようとしない傾向さえある。しかし、これは望ましいこととはいえない。判例は、具体的な事件についての法的判断を示したものである。事実関係の評価や法解釈の説得力については、法の原理・原則からこれを批判的に検討し吟味する姿勢が必要である。法科大学院では、実務を根底から動かしている、このような法的思考力の養成こそが大事であると考えている」


「判例の理解には、判決文そのものを読むことが必要」


「『最高裁判所判例解説』が、実務上参照すべき重要な文献であることが広く知られるようになってきたことは、喜ばしいこと」


「さらに困るのは、判例自身のもつ限界をわきまえない批判に接することである。判例はあくまでも当事者の主張に対する応答としての判断にとどまるのに、そのような訴訟上の制約が十分には理解されていないようである」

→実体法学者が見落としがちな視点を指摘しています。


まもなく改訂。

テキストとして購入をお考えの方は、第6版の発刊をお待ち下さい。


白取祐司『刑事訴訟法 第6版』(日本評論社)

http://www.nippyo.co.jp/book/5441.html


なお、私が推奨する刑事訴訟法のテキスト等については、既に以前紹介しました。

基本的にそのときと考えは変わっていません。以前紹介したときになかった連載を加えて、以下に掲載します。


基本書として、
田中開=寺崎嘉博=長沼範良『刑事訴訟法[第3版]』(有斐閣・2008年)
http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641123618

刑事訴訟法 第3版 (有斐閣アルマSpecialized)/田中 開
¥2,310
Amazon.co.jp

刑事訴訟法の基礎を学ぶために、
酒巻匡「刑事手続法を学ぶ」法学教室2010年4月号から連載(現在も継続中)

※周知の通り酒巻先生は、新司法試験の作問、採点委員。


判例集等として、
井上正仁=長沼範良=酒巻匡=大澤裕=川出敏裕=堀江慎司『ケースブック刑事訴訟法[第3版]』(有斐閣・2009年)
http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641042667
※有斐閣のです。弘文堂のではありません。

 

ケースブック刑事訴訟法 第3版/井上 正仁
¥6,300
Amazon.co.jp

 
論点を深めるために
酒巻匡「刑事手続法の諸問題」法学教室2004年4月から2006年3月号まで連載
 
基本論点の演習として
長沼範良=酒巻匡=田中開=大澤裕=佐藤隆之『演習刑事訴訟法』(有斐閣・2005年)
http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/4641042241
 

演習刑事訴訟法 (法学教室Library)/長沼 範良
¥2,940
Amazon.co.jp
 
短答等の知識整理用として、有斐閣の「判例六法」