医療コミュニケーション | 「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

医療の基本がお互いの信頼関係の構築と考えています。
患者さんの素朴な疑問に「傾聴する」姿勢が最も大切と考えています。
「相手を思いやる気持ち」を大切に、
前向きに研鑽を積んでいきますので、皆さん御教授の程、お願い致します。

 昨日は娘の学校のバザーのお手伝いで、肉体労働者となりましたが、暑かったですね。

さて、今や知らぬ人がいないという程市民権を得た言葉

インフォームドコンセント

それまでの医療は反対に

パターナリズム

即ち父権主義、権威主義と言われる医師の独断によるある種の押し付け診療であったとも言えましょう。


 生命の尊さは、昔ナチスドイツが強引に行なった、生体実験、あの見るも無残な残虐行為。

ただ、旧日本軍もこの人体実験は政府の支配下で行なわれたと言われています。

この生命の倫理という視点で物事を考える医師本来の姿が叫ばれて来ました。


 昔は患者さんは正にまな板の上の鯉で、

医師の言う事にはある種絶対服従という誤った風潮が蔓延っていました

「何も知らねード素人が何だ!」

実に恐ろしい、自分を神様とでもお間違いの風潮もあった様ですが・・・

 欧米では60年代になり、患者さんの意識向上、即ち

自分に知る権利がある

という、極めて素朴な疑問に一石が投じられました。

 社会情勢が医療裁判、訴訟が相次ぎ、医師側の説明不足と言う敗訴の事例は散見する様に

なりました。

 これは、昔の意志のムンテラとは本質的に異なる物です。

 インフォームドコンセントとは、説明義務であり、本来は当然医師が行なわねばならない、

当然の義務に過ぎないのに、

あたかも、とんでもないハイレベルな目標の様にとられていた風潮もあった様な


 医療とはあくまで、お互いの共同作業であり、方法論を提示して、どの方法をチョイス

するかは、あくまで患者さんサイドの意志に委ねられます。


 ただ、ファミレスの雛型の様に

「いらっしゃいませ、デ00ズへ」

とにこりともせずに、形だけを真似ても本末転倒でと成りかねません。

 つまり、機械的にロボットの様に説明しても余り相手の心には入り込めないとも言えましょう。

 
 歯科界でも文章説明義務が成文化されて、現場の歯科医師の労力たるや、同じ土俵の上にいる

我々は診療に専念する事が難しい現状になったとも言えます。

ただ、そうは言えども、規則は守らないといけないと言うジレンマはありましょう。


 一番良いのが出来高払いの方式プラス慢性疾患における説明文章、その他の慢性の歯周病等が

別枠で、診療報酬体系に加えられれば、

現場の歯科医師もプレッシャーも軽減されるし、しいては、患者さんの利益にも繋がるのでは

無いでしょうか?


 今日で、丸3年経ちました

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本当に私の思い、閃きで書いている、拙い文章ではございますが、
これからも、宜しくご教授の程お願い致します。

ありがとうございます!(感謝の念を何時までも忘れない様心がけます)

   http://www.mizutani9620.com 水谷歯科医院