まだまだ、残暑が厳しく、昼は暑い日が続きます。
先般、来春の入試問題の作成を外部に発注する、私立大学が、全体に12%にも上る事が
発表されました。
国立大協でも、過去問をりようしても良いとの発表でした。
全国に私立大学は578校ありますがそのうちの71項が外注との事です。
全教科を作らせた私大もあるとの事
作成費用はある大手予備校の情報筋によると、
1教科あたり数十万から、200万ぐらいかかるそうです。
入試の多様化に大学側が追いついていないのが現状と思われます。
文部科学省の見解は
試験問題は大学が自ら作成する事が基本であり、外注委託は社会的な疑念を招きかねない
としています。
無論これは、法に抵触するわけではないので、罰則がある訳でもありません。
ただ、公平性と漏洩問題の疑惑に懸念があります。
昔ある私立の医科大で、問題の印刷は刑務所で作成されるのをキャッチした、ある開業医の父兄の
方が、門番を買収して、中の受刑者に漏らさせた事件がウイーク●ンダーという人気
番組で放映され皆をあきれさせましたが・・・
しかし、この生徒は正答率に余りにも疑問点があり発覚したという事です。
教科別では
国語が一番多く、次に数学・外国語、次に理科・地理歴史の順番だそうです。
皆さんご存知の大手予備校の代々●ゼミナールは02年度から公式に請け負っています。
大学全入時代に突入し、選ばなければ全員が大学に入れる次代に突入しています。
即ち何処の大学も優秀な学生をゲットしたいが為に入試の回数も
AO入試、指定校推薦、公募推薦、二次募集と機会を増やしています。
我我の地方の大御所河合塾は最初請け負っていましたが、情報管理コストがかかりすぎる
のを理由に2年前に撤退したそうです。
ある専門家によれば、
入試の多様化により
粗製乱造も目立つようになってきたとコメントしています。
ある私大ではメジャーリーグ感染木を題材にして球場名を答えさせる珍問までとびかっている
そうです。
中には高校課程を全く無視した悪問も後を絶たないそうです。
では名門国立大はどうか?
教員に試験問題を作成させるよう説得するも、
その間に学会出席や研究に支障が出るため、余り良い返事はこないとか・・・
この外注の流はこれからも、続くであろう
と教育関係者は語ります。
ただ、自分の大学に入ってきて欲しい生徒さんを選抜するのには、
やはり、その先生のオリジナリティーが必要ではなかろうかとも思われますが。
どちらにしても世に言う良問作成に心がけてほしいものですね。。。
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