競争激化で危うい学校!! | 「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

医療の基本がお互いの信頼関係の構築と考えています。
患者さんの素朴な疑問に「傾聴する」姿勢が最も大切と考えています。
「相手を思いやる気持ち」を大切に、
前向きに研鑽を積んでいきますので、皆さん御教授の程、お願い致します。

昨日は町内会長の奥様が65歳の若さでこの世を去られ、お葬式に行きました。

気を落とさずに、ご冥福をお祈り致します。

 さて、ゆとり教育の歪があちこちで聞かれ、高校の履修問題、小、中学のいじめ問題等明らかに、

政府の根本を目視しない上辺だけの基本理念の無さとしか言いようがありません。

それが、正に手のひらを返したように今度は「学力向上」策として報告されるのは、授業時間数の10%

増加や習熟度別の拡大です。

 また、我々も昔業者テストをした覚えがありますが、全国一斉学力テストも施行されるそうです。

現場のある先生の一意見ですが、

 「今までゆとり、ゆとりで詰め込み教育反対を唱え、今度は毎日6コマで午後3時半過ぎても授業が

行われ、子供は大変付かれ切っています」

との事です。

 上から、授業時間を増やせでは昔の「産めよ増やせよ」ではないですが、余りに両極端過ぎると

思うのは私だけでしょうか?

 確かに勉強、学問は大切であることは言うに及びませんがもっと人間として大切な心の教育は

何処にいったんでしょうか?

我々は昔道徳の時間に、公共の乗り物の中では騒いで人に迷惑をかけてはいけませんよ、

お年寄りが目の前にいたら席を譲りましょうとか、人が困っていたら手を差し伸べましょうとか、

人に親切にされたら「ありがとう」、ミスを犯して迷惑をかけたら素直に「ごめんなさい」

近所の人に合ったら、「こんにちは」、

又近所のがき大将が塀を乗り越えたり、かきを無断で拝借したら、

そこの親父さんが「こらー、くそがきー許さんぞー」と追いかけてきて説教をしたものです。

 又、優等生ではない番長グループが子分をしたがえて番を張っていても、

正面から正々堂々とかわらで一騎打ちをして、後はにこやかに去っていきお互い腹にあるものを出し合い

何かほのかな思いがありました。

 学力世界チャンピオンの座に君臨している「フィンランド」では日本より授業時間がすくないそうです



 又いじめ対策として

出席停止、体罰の基準判定の見直し等で、厳罰、一介懲罰の考え方も如何なものかと思います。

 恐いから、基準を厳しくして頭から抑えようという意味合いも解らなくはありませんが、

根本は子供自体にモラルとか道徳意識が欠如していると思われますので、強制力だけではどうなので

しょうか?

 私が個人的に思う事は社会全体でこの種の問題を捉え、本来日本人が持ち合わせている、

人に対する優しい気持ち、助け合いの精神は集団生活、共同生活から生まれてくるものと思います。

それには、まず大人が模範となり、一人一人が率先垂範しなければならないと考えます。

 あー「心の時代」はいつ戻ってくるのでしょうか?・・・

診療においてもこの点だけは外さない様に心がけているつもりです。

これからも色々と教えて頂きたいと思います。     http://www.mizutani9620.com 水谷歯科医院