今日は町内会長会議の最後となりました。行事の方はもう一つ残すのみとなりました。
朝から花粉のもう攻撃に遭いしばらくは忍の一字です。
医師の中でも産婦人科医の激減は大きな社会問題となっています。
公立病院が軒並み閉鎖を余儀なくされています。
私は勿論男ですので出産の経験はありませんが、お産を控えた患者さんは症状が急変する事があります
。
母親の体調が急変して出血が止まらないとか、中にいる尊い命の赤ちゃんが死に直面したりという時には
緊急に手術をしなければなりません。
皆さんもご存知の様に赤ちゃんの脳に3-5分酸素がいかなくなると、死の危険にさらされ、
手当てが不幸にして遅れれば重篤な後遺障害が起きます。
産婦人科医は勤務時間とは、労働時間とかには無関係に、瞬時の行動が必要とされます。
この連日連夜の過酷な労働条件でも患者さんの為に日々身を粉にして医師としての使命感から、
救急手術を致します。
昼勤して引き続き夜勤に、そして又昼勤で30数時間何と連日勤務だそうです。
出産を控えていれば夜勤で立会いなどでまともに睡眠時間を取る事ができません。
女性医師も自分の妊娠、出産、育児を抱えながらの勤務の大変さは皆さんも想像がつくと思います。
周40時間の何と二倍もの勤務が虐げられる事も日常茶飯事です。
長時間労働による過労死、精神的にナーバスになり自殺する医師まで出ているとの事です。
この過酷な労働条件で、医師数もますます少なくなり、たまに新聞紙上で取り上げられる医師の逮捕
等を目の当たりにすれば誰しも産婦人科医をやめたり、成ろうとする医師の激減も理解できます。
政府は長年にわたり
「医師が増えれば医療費が膨張する」という何の根拠も無い所に焦点を合わせて、現状を把握しようとは
していません。
国立大の入学定員を10名ぐらい増やした所でもはや焼け石に水と言えます。
ある調査によると、日本の医師数は世界レベルに比べて12万人も少ないとされています。
医師不足で産婦人科医がいない小児科医がいない病院
このまま放置しす続ければ完全に日本の医療は崩壊してしまうと歯科の私にも解ります。
日本では遠い昔歯科医師数が少ないといわれてどんどんと歯科大学を後先みずに増やし続き、
過飽和状態になっていまごろ定員カット、定年制云々等と付け焼刃の方針を打ち出しています。
医療費抑制政策の旗印のもと政府はあくまで医師数を増やそうとはしませんでした。
歯科と違い、医科では医師が世に出て活躍するには数年もの歳月が一般的に必要です。
また医師が安心して仕事ができる超過過密労働の軽減、女性医師が現役でsり続けられる政策、
診療報酬において産婦人科医、小児科医の手厚い保護等なければ、この急場を打開する事は
難しいと思います。
医師偏在の問題も合わせて真剣に取り組まないと本当にとんのとんまでいかないと解らない
エリート官僚集団ではないでしょうか? http://www.mizutani9620.com 水谷歯科医院