人は石垣! | 「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

医療の基本がお互いの信頼関係の構築と考えています。
患者さんの素朴な疑問に「傾聴する」姿勢が最も大切と考えています。
「相手を思いやる気持ち」を大切に、
前向きに研鑽を積んでいきますので、皆さん御教授の程、お願い致します。

現代は文明社会といわれ、物は豊富で、情報はあらゆる所から入手できます。

我々の医院も必要な物は収支さえ合えば手に入れる事が可能です。

長年の開業生活の中で開業当初はただただ患者さんに目線が行きある意味スタッフに対しては余り

行き届かず、力ばかりが先行して、一丸となる、意識を一つにして同じベクトルで進んで行こうという

姿勢に欠けていたとも言えます。

 良く人を自分の都合の良い様に利用して、成功の為なら手段を選ばずの感覚では人の道として、極めて

寂しいと思います。

私の座右の銘の一つに戦国時代のあの大戦略家の「武田信玄」の言葉があります。

 彼は生涯に渡り城らしい城も持たず、高い石垣と深い堀と言う形にと捉われずに、国を守るは、

家臣であり、一般民衆であり、彼らこそが大切であると考えました。

 無論緻密な戦略スタイルは向かう所敵なしであの徳川家康でさえ、恐れおののいて、思わず、脱糞

した話は余りにも有名なお話です。

彼は今の山梨県の守護で、風林火山の旗の下、完璧な組織力、統率力で皆を震え上がらした物です。

 彼はただ強いだけではなく非常に人情家で、情けに厚い人望であったと伝えられています。

人に情けをかければ必ず見方になり、冷たい対応をすれば敵になる、人の気持ちが離れては、

とても相手を倒す事は出来ない。

余りにも有名な

「人は城、人は石垣、人は堀、情けは見方、仇は敵」

この言葉の中には、

現代社会は確かに競争の原理、自由競争で、「人が死のうが生きようが自分にはかかわりない事で

ござんす」

と言われてみればそれまでですが、いじめ問題、テロの横行、侵略、戦争等思わず目を覆いたくなるよう

な昨今ではありますが、だからこそ、私はあえて人と人との繋がり、気持ちの繋がり、平たく言えば

人間がこの世に生まれてきた時から兼ね備えている、人間本来の

「温かい、人を思いやる心、人を大切にする考え方」

がより大切になってくると思います。

 スタッツフに対しての感謝の気持ち、ねぎらいの言葉がけ一つで、心が一つになり、初めて

病んでいる患者さんに対して思いやる対応ができると思います。

 先日も何も言わなくても、体の悪いお年寄りの手を引き誘導してくれた従業員の姿を見るに

「あーこれなんだよなー」

思わずでる無意識の行動こそが、気持ちの無いテクニシャンスタッツよりも大切なんだ。

 少し嬉しい事がありましたので皆さんにお話しさせて頂きました。

          http://www.mizutani9620.com 水谷歯科医院