実に良い気候で清清しい日々です。
人間誰しも、「こうであるべし」「ねばならない」「こうあるべきだ」・・
と曲げない思い、心情をお持ちと思います。
若い頃は頭の脳細胞が活性化されており、客観的な判断や、一つの方向ばかりでなく、隈なく、
四方八方からあらゆる角度から物を柔軟に捉える事が可能です。
しかし年齢が立つほどにある種の固定観念、悪く言えば
「自分がこうと決めたんだから、人が何を言おうがてこでも動かないぞ!」
てな事になりかねません。
これは、信念とか愛情とかという次元ではなくて、言い方を帰れば単なる「わがまま」「頑固」
ととられます。
その考えは常に後ろ向きであり、マイナスの因子となり、発想も貧困になり、暗くなり、
最後には「自分の考えのみが正しくて人は間違っている」てな感覚で、自己中心的で、他人の事に無頓着
で、人の話を聞こうとしない、独断と偏見の持ち主になりかねません。
誰しも人間には良い点と悪い点を必ず持ち合わせていて、清廉潔白で、非の打ち所が無く、完璧な人間
は極めて少ないと思います。
こういう点は彼は良くないが反面こういう点では素晴らしい人間像。
欠点に見えるこの点もある意味こういう良い点も無きにしも非ず。
花にたとえれば、解りやすいかも知れません。
花には外に出ている華やかで華麗な一面を皆に披露し人の気持ちを豊かにいたします。
だが反面それをしっかりと支えているのは根の部分であります。
花の部分のみを見ていると、どうしても、外には現れない根の部分の事を忘れがちなのが事実です。
確かに人間たとえば女性を見る時に美しい方が良いに決まっています。
しかし、人間とて、花とて、それに見合うだけの強い根の部分が必要だと思います。
根の部分はきたなくてできれば喜んで見ようとしないのが人間の嵯峨ではありますが、
それを否定する事はできません。
そうでは無くて、人間でも美しい面のみを持ち合わせている部分ばかりではないので、
根の部分もしっかりと見据えて、ゆるせるくらいの器量が必要な時もあると思います。
寛容性と包容力を持てる人間像を目指してこれから、ますます、物事を前向きに捉えて、
たとえ、華々しくなくとも「ホームドクター」としての私が選んだ居場所でこつこつと進んで
行きたいと思います。 http://www.mizutani9620.com