短気は損気ぐっとぐっと・・・ | 「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

医療の基本がお互いの信頼関係の構築と考えています。
患者さんの素朴な疑問に「傾聴する」姿勢が最も大切と考えています。
「相手を思いやる気持ち」を大切に、
前向きに研鑽を積んでいきますので、皆さん御教授の程、お願い致します。

昨日は秋祭りの用事で町内を動いていました。

さて、人間は全てがうまく淀みなく進んでいる時は良いのですが、

物事が、うまく行かない、うまく作用しない時に、すぐに怒鳴り散らしたり、暴言を吐いたり、

物に当たったりして周りの人まで巻き込んでブルーな雰囲気にしてしまう人がいます。

反対にうまく行かなくても、冷静に物事を客観的に判断して、怒りをあらわにせず、ぐっと腹の中に

しまいこんで耐え忍ぶ人といます。

七福神の一人に「布袋さん」があります。

この人は唯一実存した人物であります。

乞食おぼうさんと言われて、中国大陸を、物乞いして歩きまわったと言われています。

それが、後に「弥勒菩薩」様とあがめられるようになりました。

風貌はとういうと、お世辞にも、イケメン男、スリムで女性の誰もが「どきどき、わくわく」

する人物とは正反対の部類にはいると思います。

「背が低い」「でぶちゃん」「頭つるりんこ」の男のもてない三か条を地でいく人物であったと

思います。

あの大きな袋の中身はと言うと、

人の悪口、非難、策略、陰謀、愚痴話、ののしり言葉・・など人間の醜い物が充満しています。

方や、人を褒めたり、落ち込んでいる人を励ましたり、という物もふんだんに入っています。

そして、右手に持っているあの軍配は物の善悪の是非を判断するために持っているとされています。

「人の口には戸が立てられぬ」の格言通り、人は良いことも悪いことも色々言います。

自分が正しいと思って進んだ道は誰が何と言おうがぶれない心の強さが必要と思います。

医療界は激震だ、政府は我々をいじめている、文章提供で診療に費やす時間が取れず、何てことだ、

歯科医師会は何も助けてくれない・・・

等と人のせいにしてみても何も好転しないと思います。

どんな企業体でもそこのトップと言われる人は絶えず孤独で、良いことも悪いことも

体全体で受け止めなければなりません。

世に出る有望な経営者は、予期せぬエラーが発生しても決して人のせいにはせず、絶えず自己分析を

怠らず、次のステップの糧としています。

「短気は損気」すぐにカ!となって、後先見ずの行動は商いの世界では厳に慎まねばなりません。

「急いては事を仕損ずる」「果報は寝て待て」ぐらいの大きな気持ちと度量がないといけないと思います。

たまに、「最近の若いスタッツフは宇宙人だ」「何度言っても忘れてもういやになる」

「挨拶も満足にできない」・・・

しかし従業員は院長の鏡ともいえます。

院長の後姿を見て自然と真似ているともいえます。

院長以上にはスタッツフは決してなりません。

わたしは、自分の子飼いの人間の悪口を言うことは嫌いです。

気をゆったりと持ち、人の悪口、影口は極力控え、自分の胸のうちにしまい込めれる

包容力の持ち主でありたいと思います。

ある意味、しっかり者で、さっぱりとしていて、気性が激しく、曲がったことが大嫌いでで

物事に動じない妻と結婚して、体で忍耐の二文字を覚えたともいえます。(笑い)

人を育てるにも、失敗したら頭ごなしに罵声を浴びせるのではなく、冷静沈着に物事の是非を

懇々と説き、包容力がなければ、いくらチェンジしても同じ結果となると思います。

布袋さんのように、何を言われても、自分の腹にぐっと収めてしまう大きな度量の人間に

成りたいと思います。

人をねたんだり、悪口を言ったり、天に唾する者は、いつしか、周りを見渡した時に

だれもいないなどと言うことになりかねません。

「短気は損気」「果報は寝て待て」「金持ち喧嘩せず」の極意のごとく、

短気はいかなる場面でも自分自身を戒めたいと思います。    http://www.mizutani9620.com