稼ぐ医師は良い医師か? | 「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

医療の基本がお互いの信頼関係の構築と考えています。
患者さんの素朴な疑問に「傾聴する」姿勢が最も大切と考えています。
「相手を思いやる気持ち」を大切に、
前向きに研鑽を積んでいきますので、皆さん御教授の程、お願い致します。

今日は朝から、町内の用事で、夜は夜で公民館の運営委員会があります。

私も0からスタートして現在に至ります。

実に色々な出来事がありました。

「もう万事窮すか」「土俵を割ろうか」「何で、こんな目に合うのだろう」・・

今思えばたいした事でなくてもその時の自分の技量と采配ではとても、処理しきれない事がありました。

医師とて、自営の開業医なら、収入と支出のバランスが崩れては経営はいくらきれい事を並べたくっても

存続させる事はできません。

私が思うに、

「必ずしも稼ぐ歯科医師が良い歯科医師とは限らないが、良い歯科医師は稼ぐ」

と言う論法で22年やってきました。

ただ、稼ぐというのは収入の事で、売り上げベースの話です。

ただ、勘違いをされると、以外に落とし穴に陥り易い点に、

「良い歯科医師」とは、あくまで、患者さんサイドから見ての評価であり、

必ずしも技術的とか、学問的とかの土俵とは違うという点です。

まず、いないでしょうが、ただ口がうまくて、医療技術がぺけぽん先生が、

患者さんの利益を最優先させずに、自分の欲得で高額な治療をたたみかける様に説得したり、

保険の水増し請求なんていう邪な考えで稼ぐ先生も極めて稀にはお見えになるかもしれません。

しかし、大半の歯科医師はルールブックに乗っ取り、その範疇で右往左往しながら、

診療を日々行っていると思います。

私が思うには、原因があり、結果だあるのが世の原理だとすれば、

患者さんの事を本当に親身になり行動すれば、自然に相手も「あーこの先生は私の為にこんなに、

してくれてるんだ」

と感ずれば、家族や友人の人にお話して、その人たちも、物理的に多少の弊害があっても

遠くても、来院するようになり、自然と人は集まるようになると思います。

魚を買う、洋服を見て楽しむのと違い、歯科医院に物見胡散で訪れる人はまずいないと思われます。

そうすれば結果的に医業収入も増えてくると思います。

何年来の患者さんとの信頼関係から、入れ歯一つでも、保険の利かない材質を相手が希望することも多々

あります。

それには、今までの治療を親身になり、その場の損得ではなく、診療してきたかどうかの

歴史が大切になると思います。

あくまで、患者さんにとって「良い先生」と思われなければ、如何に最新技術を取りいれようが

自己満足の世界に過ぎないとも言えます。

「卵が先か、鶏が先か」の感覚です。

なになにすれば、こうこうなり、医業収入ばっちり!

何て、取らぬ狸の皮算用の結末になりかねません。

女性を落とすのにも、「こうこうすれば、なにがし、この行為をすれば、相手は撃沈」

何て甘い妄想だけ先走るのではなく、その場その場において、相手の身になり、親切にすれば

いつしか、あのセレブママさんとて、「クラクラー」となるかもしれませんが(笑い)

        http://www.mizutani9620.com