内面から湧き出てくる思いやりこそ医療の原点 | 「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

医療の基本がお互いの信頼関係の構築と考えています。
患者さんの素朴な疑問に「傾聴する」姿勢が最も大切と考えています。
「相手を思いやる気持ち」を大切に、
前向きに研鑽を積んでいきますので、皆さん御教授の程、お願い致します。

今日はお盆休みの所が多いですが、当院は17-20日と後半戦にお休みを取らせていただきます。

医療は日進月歩であり、昔大学時代に履修した知識と技術だけではとうてい

現代のこの目がぐるしく変化する社会環境に取り残されてしまう感ございます。

「医療はサービス業だ」

ただ額面通りとたえて患者さんの言うことにすべて迎合して「患者様」
とまで呼ばれる様になりました。

私個人はどうしても、「患者様」という呼び方に慣れ親しんでいないせいもあるかも知れませんが

呼ばれても何かピンときませんし、そうは、呼ばれようとも思いません。

医院が増えてきたから、戦略的に、マニュアル本通りに接しても「真の真心」

が無ければ、正に「絵に描いた餅」で相手の心には決して通じないと思います。

なにか、原因と結果が逆の様な気がしてなりません。

臨床22年に成りますが、自分本来の性質、性格が自分で言うのもおこがましいですが

おおらかで、温和、めったな事には怒らない人間です。

これは、子供の頃から父の教育論で

「泣かぬなら泣くまで待とおホトトギス」の精神で、
人間腹を立ててエキサイトした所で物事がうまく、円滑に進むなら大いに賛同致しますが

現実には冷静さを欠くこと事態が医師として人間が出来ていないと言わざるを得ないと思います。

今まで診療してきて何がいちばんうれしいかと言いますと、

「実に良く噛める入れ歯だ」「先生の根の治療の正確性から長持ちしてるよ」
「いやーあの痛い時に親知らずの眠っている歯をよく無理承知で抜いていただいたのは忘れませんよー」

等の技術論ももちろん一番大切な事とは思いますが、

私は

「友人に聞いたが、親身になり治療してくれるそうですね」
「うーーんよそにも行ったがやはり、おれの居場所はここさー」
「スタッツフがいいねー、先生はどうでもいいよー」
なんて冗談まじりに方もお見えになります。

よく「患者さんあっての歯科医院」

と言われることもあります。

事実どんなに力んでみてもクランケが来院しなければ医院の存続は危うい物となります。

ドクターの磨きぬかれた技術も、最新の医療機器も、スタッツフの躍動も、
すべては、患者さんがいてはじめて発揮されるものです。

私は昔から、痛んでお見えになり、目の前に病んでいる人は生身の人間であり、

医師が全ての裁量権があるなんて事はありえないと、今の時代のみならず、昔から貫いてまいりました。

先日も「暑くてふらふらだよー」と自転車で来院された、患者さんに、冷たいお水をさしあげました。

自分達はエアコンがんがんで暑かろうと寒かろうと言葉は悪いですが

痛くもかゆくもないんです。

夕立の中を走って来ていただいた患者さんに

「これで、拭いてください! 大変でしたねー」

ありがとうとは言いませんが心の中で「ありがたい、まだ、私をあてにして来て頂ける間は
現役でがんばろう!」

と心の中で感謝の念が生まれてまいりました。

「結果は後からついてくる」

どんなに体がえらくても、精神的に追い込まれていた時も、

私が人に自慢できる唯一の点は、

「プロは決して相手に不快感を与えてはならない」

の精神で、顔や態度には決して出さないことが訓練されている事です。

人間感謝の念がなくなると自ずと態度や、言葉に自分では気がつかない間に横柄さが見え隠れする
と思います。

私は、「人に親切にしてもらおう」とか「・・したら大儲け」なんてことはまるで考えないで

「あー親切にして喜ばれれば満足だー」の精神で

これからもがんばるつもりです。

医院に対しての信頼関係も、今目の前にお見えになる患者さんに対して

ドクター、スタッフと共に三者の気持ちがひとつになり、患者さんによき理解者になってもらえるように

相手に思いやりのある対応からスタートすると思います。

反対に言えばおれが、おれがではなく共に共にではないでしょうか?  http://www.mizutani9620.com