今日は歯科医師会の社会保険講習で、極めて厳しい行政の締め付けについてのお話でした。
さて、我々歯科医院という所はどうも、敷居が高くていきにくい所であると言われます。
むろん、歯科医院に限らず医院という所はどこもそうですが。
急患でお見えになられる人は除いて、歯周病、とか、予防となると、誰しも、
「まあ、いいか、痛くも無いから・・」
と言うことになります。
たしかに、黙々と医療に専念することは当然ですが、私のポリシーは
「家庭的で親しみのもてる、歯科医院でありたい」です。
それには、こちらサイドも相手の事を良く覚えていなければなりません。
「前回は義歯の調整に長時間おつきあいくださり、ご苦労様でした、
所で、その後食事されていかがでしょうか?」
これは、単に調子はいかが?というのとは、格段の相違があると思います。
その歯科医院にきて、患者さんが心身の安らぎを覚えていただけることが
大切と思います。
生身の人間を扱うということは、スタッフのコミュニケーション能力が必要と
なってきます。
お子さんの場合はコミュニケーションノートでも作り、
「今日はこういうことをしました、現状は・・これからの展開は・・」
と親御さんにお渡しすればより安心感と信頼感が生まれると思います。
患者さんとの会話が弾んでいる歯科医院では、院長以下、スタッツフの面々が気さくに
お話をしていますし、
反対に、必要最小限の会話しかしない医院では、「シーーン」と静まり返り
お通夜のような雰囲気になり、とてもこれでは、親密感、いわゆる、
かかりつけ感など微塵も感じられなくなります。
私は、治療前の気楽な会話は患者さんの緊張感を和らげ
治療後の穏やかな会話は安心感をあたえると思います。
こうした会話のなかから、院長自身の人間性が感じられ、
治療もスムーズに流れ、
「あの歯科医院にもう一度いこうかな」
という気分にさせると思います。
ただ、間違えてはいけないのが、スナックなどで、お客をほかっておいての
スタッフ間の雑談、私語はあいてに取り雑音にしか聞こえず極めて
相手に不快感を与えることとなります。
あくまで、会話の中心は顧客である患者さんであることは、当然のことと思います。
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