歯周病について
ある、歯科医院向けの雑誌の別冊に、ありましたが、
その、先生は、熊本県A郡で御開業されている、I先生です。
この先生は私より、少し臨床経験がおありみたいです。
この先生も開業当初はいやと言うほど多数の患者さんが来院されたそうですが、
当時は無歯科医村であったが、人口1500人程度で、
いつかは、この、ありきたりの診療を続けていたら、いつかは、やりつくしてしまう
と考えられたそうです。
そこへ来て、少子高齢化の波を受け、将来の事に危機感を持たれ、
「普通の治療だけでは、近い将来は、経営がなりたたなくなる」と、考えられたそうです。
そこで、外部からも来ていただける歯科医院をめざしたそうです。
歯周病とは、口腔内に存在する、歯周病菌が歯肉ポケットの中に、蔓延していて、引き起こされるのが
主原因です。
ということは、まだ、治療前のポケット内には多数の数の、菌がたむろしています。
私の所では、バナペリオという、試薬で判定して、歯周病菌の数を調べています。
たとえば顕微鏡(位相差顕微鏡)で見れば、プラーク内の細菌、真菌そのほかの微生物の
状態を示したときに、なんら、除菌もせずに、歯肉の中にプローブをぶちこむことは、
いかがな、物かは、大体想像がつくと思われます。
たとえば、歯石もとらずに、歯周外科の手術をすることが、医療として、正当かどうかは
患者さん自体が認識すれば、患者さんは、従来の方法を拒否すると、、おもいます。
この先生も、全く同じ意見で、
「外科医が執刀部位を、消毒しないで、メスをいれるようなものだ」
と言っています。
いかに、補綴物を、いい物を、いれても、歯周組織の状況が悪ければ、
近い将来だめになってしまいます。
このことを、この先生は、内科的歯周病治療ととなえて、厚い患者さんの支持をあつめているそうです。
案外、正しいと思い、漫然としていることも、再認識してこれからの
治療をしていきたいと、思います。 URL http://www.mizutani9620.com