国民争奪戦と二重国籍 | パパの倫敦ライフ(旧パパの香港ライフ)

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香港からロンドンへ移住し3年目!ロンドンでの生活などを中心に日々出来事を綴ります!

今、世界で自国民の確保に大きな流れが出来つつあります。

 

今、世界はというか先進国を中心に出生率の低下で人口を減らしつつあります。

 

日本でもこの点はようやくかなり意識されつつありますが、日本政府はその流れを変えようとしているのかは正直、はっきりしません。

 

ドイツは6月下旬に正式に国民の二重国籍を認めます。

 

リトアニアも国民の二重国籍を認めるかいなかで国民投票を予定しています。

 

そして

 

カナダが自国民が海外で産んだ子供にも自国民と認め、カナダ国籍を出生時に与える事になりました。(これまでは海外で生まれた子供もカナダに戻り3年が過ぎれば国籍が認められてきました)

 

出生地主義から血統主義によりわかりやすく変えた感じでしょうか。

 

確か日本も血統主義だったので、日本人の親から生まれた子供は出生後、届け出ればどこで生まれても国籍が取れるはずです。

 

一方でアメリカは出生地主義だから、アメリカで生まれた子供は何人であろうがアメリカ人となります。

 

各国はそれぞれ国民の定義がそれどれ異なると思いますが、どこの国でも言えることはどこも人口は減少していて、少子化が進み、将来の国家の運営に支障を及ぼしかねなくなり得るという問題。

 

増えているように見えるところは概ね移民が増えているだけな感じです。

 

欧州で二重国籍承認の流れが進んでいるのは注目で、人口問題だけが理由ではないかもしれませんが、実際に海外に住む自身らの血を引く人も自国民だと認め、人口(民族)確保を進めたいとしていることからも、自国民確保を急務としているように見えます。

 

一方で日本は

 

今も二重国籍は認める方向にはありません。

 

逆に厳しく国籍選択させ、例え親が2人とも純粋日本人であっても外国の籍を優先した場合、日本人の血を諦めさせ、どこかの国の国籍を取らせようとしています。

 

どこか不平等というか、義務と権利の話に行き着きますが、その話は十分わかりますが、そもそも日本に住む人が子供をぜんぜん産まないことが問題で、もし平均で2を超える出生率があればそこまで気にする必要はないですが、その出生率は年々下がり続け、今は年間70万人ちょっとくらいしか新生児は生まれてきていません。

 

食い止められる手立ては大してありません。

 

外国人を大量に帰化させるか

 

海外に住む日本人の血を引く人にも国籍選択させるのではなく、二重国籍を認め、日本人としてカウントしていくといった方向に舵を取るとか、そういった選択があってもいいと思います。

 

無闇に外国人を受け入れ、帰化させる方が日本の血統主義には反するので、日本人の血を引く人を先ず、しっかり確保しておく方が先ではないかと思います。

 

少子化対策が全然出来ていない今、もしくはしてこなかったこれまでを踏まえて、国の衰退をどう現状維持させていくのか、今、問われていると思います。

 

人口がいなければ国は成長をしていきません。

 

何が正しいかはわかりませんが、世界は既に自国民確保に舵を切りました。

 

遅れを取るか、他国同様早々に重い腰を上げ行動を起こすか、何もせす人口減を放置するか、それほど先ではない時点で結果が見えてくると思います。