ロシアとの関係が微妙になりつつあるウズベキスタンが在ウズベキスタンのロシア大使を召喚したようです。
理由は同マルギノフ大使がロシアによるウズベキスタンの併合について言及した事によるものだそうです。
ウズベキスタンと言えば、天然ガス!
元々ロシアはウズベキスタンにガス販売でロシアのガスプロムにその販売を譲るように裏でいろいろやっていたらしいです。
ウズベキスタンとすれば独自外交をこのところ目指しており、こうしたロシアのやり方にはうんざりしていました。
そして、対ウクライナでもどちらかと言うと中立の立場をとっています。
さて、この併合問題、まだロシアからはオフィシャルには何も言及がなされていません。しかしながらウズベキスタンとしては到底受け入れられる話ではなく、2カ国の関係が今後どうなるのか注目すべき事案になるかと思います。
対ウクライナで手一杯なロシアが元々自軍みたいなウズベキスタンまで離反されるのはキツイ。
中央アジアで政治的地殻変動が起こりつつあり、ロシアの出方次第で周りに大きく影響を及ぼしかねません。
ロシアが中央アジア諸国でも対ウクライナのような動きを見せるなら、もしそう思えるのなら、ウズベキスタン、カザフスタンなどは対露政策を見直しかねません。
ロシアって結局、ソ連の時代を今も生きている、としか思えない。
ウズベキスタンら中央アジアを狙っている中国の存在も興味深い。ロシアとの関係強化とか過去最高の関係とか両国は謳っていますが、本音は自国の利益だけ。
中国がロシア寄りなのが顕著となれば、中央アジア諸国もより西側寄りにポジションを取るかもしれないですね。