自殺。。。 | パパの倫敦ライフ(旧パパの香港ライフ)

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香港からロンドンへ移住し3年目!ロンドンでの生活などを中心に日々出来事を綴ります!

イギリスの香港人界隈でここ数日話題にあがっているのですが、少し前にロンドンに移住してきた香港人の女性、27歳が自宅で自殺をしていたというニュースが少し炎上しています。

 

彼女は1人ロンドンに香港から移住してきたのですが、ロンドンでの生活を苦に自殺しています。

 

ロンドンへは昨年の春に移英してきて、自殺したのは昨秋のことらしいです。

 

つまり、ロンドンでは半年くらいしか住んでいなかったことになります。

 

ロンドンではあまり知り合いもできなかった感じなのですが、住んでいたエリアが比較的高級住宅地となるリッチモンドという場所で、パパら的には高すぎて住めないという感じの場所でした。

 

メディアの話では、彼女はロンドンですでに仕事も得ていたようなのですが、あまり環境に適応できていなかった感じです。

 

彼女は月に900ポンドの部屋を借り住んでいたのようですが、リッチモンドで900ポンドではどう見てもルームシェアだったのは明らかで、彼女が残した日記に部屋に対する不満が色々綴られていたそうです。

 

特に印象的であったのはトイレが汚すぎ、トイレに行くこともできないと書いてあったそうです。

 

徐々に鬱になり出不精になり、さらに社会との距離ができたのでしょう。

 

日記には徐々に会社へも鬱が影響し、行けなくなりつつあり、いつ解雇されるかという不安もあったそうです。

 

こうした懸念から彼女が最も懸念したのは解雇からこの家賃900ポンドが払えなくなる事だったようで、そうしたことが色々と心にのしかかり、最後、自殺したということでした。

 

BNOでイギリスに移住してきた多くの香港人は不法移民よりも社会保障がされておらず、全て自身でなんとかしないといけません。

 

好きできたんだからそれくらい自分でなんとかしろ!っていう声が多く出ているようですが、議論の余地がありそうです。

 

実際のところ、イギリスに来て働くことを許されていること以外、大きく享受できるものはなく、全て最初から自活しないといけません。

 

家を借りるのも誰からの支援も得られず、ゼロから見知らぬ地で家探しをイギリス到着直後からしないといけません。イギリスで過去のクレジット履歴もないですし、就労もしていませんので、部屋を借りることも最初、苦労します。

 

イギリス政府はどんどんイギリスへ移住してくださいとやりますが、やはりもっと細かい支援が必要なはずです。

 

社会にうまく溶け込めるように、たとえば、部屋を借りる際の保証人に関してはBNO Visaの人は不要にするとか、第3者機関がそれを代理するとか、積極的にBNO Visaの人を雇用すると一定の税制メリットがあるとかあってもいいと思います。

 

大学進学でも6年が過ぎ市民権を得られない限り、留学生と同様の高額な授業料を払う必要もあります。

 

香港人はイギリス国籍者です的な進め方で移住を推し進めてきた割にそうしたイギリス国民とは違う扱いをされています。

 

とはいえ、自身の意思でイギリスに移住してきたわけだから確かに一定の自活力は必要です。

 

ただ、自殺する前に、環境に適合できなければ、死ぬ前に香港に戻るという選択肢もあってもいいと思います。

 

きっと色々と捨てて香港を離れたのだと思います。だからもっと自由に生きるという選択をしてほしいかったなって思います。

 

いろいろと大変ですが、香港人、がんばれ!

 

もっと肩の荷を下ろして気楽に社会に溶け込んで!!!

 

香港人加油!