追記あり:取り沙汰されるイギリス返還の可能性?! | パパの倫敦ライフ(旧パパの香港ライフ)

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香港からロンドンへ移住し3年目!ロンドンでの生活などを中心に日々出来事を綴ります!

協定違反として、今、香港がイギリスに再返還される可能性が議論に高まっています。

 

なんだそれ?!

 

って思うかもしれないが、イギリスはそもそも中国が約束した一国二制度を基に香港を中国へ1997年に香港島まで入れて返還している。

 

それも50年は現状維持が約束。

 

これは口約束とかそういう類のものではない。

 

中国は口では今でも一国二制度は維持していると言ってるけれど、やってる事が明らかに異なる。

 

令状もなく新聞社に200人も警察を突っ込んで、オーナーを根拠もなく国安法違反の嫌疑として逮捕してしまう。

 

言論の自由がなんなのかの根底を揺さぶるような行為をしておいて、西側のいい所だけを謳歌して、自分らには違うルールを適応させる。

 

どこの国で新聞社に令状もなく200人もの警察が乗り込むなんてことが許されるのか?!

 

正直、共産国家や社会主義国でもない限り流石にあり得ない。

 

今、こうした状況を踏まえ、ナント、香港最後の提督、クリス・パッテンが直接オランダに飛んで国連の主要機関の一つで国家間の諍いを裁判にかけるハーグ国際司法裁判所に対し、香港のイギリス再返還を求める声を挙げました!←これは誤報だったようです。。。

 

国連の主要5カ国が諸に関わる案件なのでどういう判断が下されるかはわかりませんが、このインパクトはかなり大きなものになると思います。

 

1930年代の上海のような幾つかの国による統括統治手法による香港の統治か、イギリスに一旦、統治権を戻し、さらに香港人に統治権を戻すという手法が取られるのか、いくつかの案が出ています。

 

それらを見越した動きとして、イギリスで香港亡命政府、もしくは臨時政府の立ち上げが取り沙汰されています。

 

この亡命政府の設立には在英中国大使がイギリスがそんな事を許したら両国関係に取り返しのつかない問題を引き起こすと警告を出しています。

 

今、世界は対中包囲網が進み、世界の二極化絵図は確実に進んでいるように見えます。

 

今後、数週間、数ヶ月間の間に大きく物事が動く可能性を秘めています。