今シーズン限りで引退を迎えるベテランのデビッド・クルサードがFIAに対して、不満を抱いているようだ。
それは、前戦ドイツGP中にトヨタのティモ・グロックを襲ったトラブルに関するものだ。
グロックはホッケンハイムでのレースにおいて、突然マシンの挙動を乱し、ウォールに激しくヒットしてリタイヤした。
問題は、このクラッシュが右リアサスペンションの破損によって発生している点である。
クルサードは、今シーズン序盤のセパンにおいて、
彼のドライブするRB4がサスペンション・トラブル(破損)によるクラッシュに見舞われるという
今回のグロックと類似した状況に陥っている。
そして、その際には、RB4がレースに耐えうるだけの強度を持っているかが疑問視され、
レッドブルはFIAから安全性を証明するレポートの提出を求められたのだ。
「トヨタに対し、構造的安全性の調査が行われるという話は聞こえてこない。でも、僕らがマレーシアでサスペンション・トラブルに見舞われたときは、散々FIAににらまれたんだから、いずれそうなるだろうと思っている。あのとき、チームはずいぶん居心地の悪い思いをさせられたよ。」
と、クルサードは当時を振り返りながら、FIAに対する不満を明言している。
一方でトヨタは今回の事故原因を発表しており、それによるとパーツの管理不備が原因なようだ。
事故の原因はイギリスGPまで遡る。
グロックは雨のシルバーストーンで何度かコースアウトを繰り返していたが
そこでのダメージの蓄積が根本原因であるという。
レース後のホッケンハイムに投入するパーツを選ぶ検査で発見できなかったのが問題だといい、
当然、このプロセスにカイゼンを施すようだ。
テクニカル・レポートを提出する・しないは結果論でしかないが、
大事故につながりかねないパーツのチェックは慎重を期してもらいたいものだ。
今日も一緒にF1を楽しみましょう!