荒れたモントリオールのレースで、ルイス・ハミルトンは天国から地獄へ転落したと言えるかもしれない。
第1スティントをトップで終え、給油とタイヤ交換を終えたピットレーン出口で、
赤信号により停車していたキミ・ライコネンに追突してしまったのだから・・・
(こう書くと一般道での事故みたいであるが。)
結局、この事故でレースを終えることになったハミルトンであるが、特に反省はしていないようだ。
「ウォールに突っ込んで腹が立つ、というのとは全く違う。僕がキミのレースをダメにしたんだとしたら彼に謝るよ。でも、この手のことは時には起こるものだ。」
と、意外とあっさり語るハミルトン。
「僕らはレースをしているのに、なんでピットレーン出口に赤信号なんかつけなければならないんだ? でもそれがルールなんだから受け入れるけどね。」
と、不満を口にしたりもしている。
しかし、彼の不注意は次戦マニクールでの10グリッド降格という処分に値すると判断された。
これに対し、マクラーレンのCEO、マーティン・ウィットマーシュは、
「マニクールでのルイスの仕事が明らかに難しいものになったという意味では厳しい。しかし、彼が回避可能な事故を引き起こしたという彼らの主張には議論の余地はないという意味で、これは公正なものだ。」
と、この残念な決定を受け入れざるを得ないと考えているようだ。
今回の事故に関して、かつて3度のワールド・チャンピオンに輝いたジャッキー・スチュワートは、
ハミルトンの経験不足が引き起こしたと断言した。
「幼稚園から一足飛びに大学に入るわけにはいかない。4、5年たって振り返って、自分が2007年と2008年にどんな人間でありどんなドライバーだったのか、彼は考えることになるだろうね。」
いずれにしても、ハミルトンは今回の一件から、学ばなければならないことがありそうだ。
今日も一緒にF1を楽しみましょう!