2007年F1第11戦ハンガリーGP。
ハンガロリンクでの決勝は予選結果と異なるスターティンググリッドで始められることとなった。
前日にハミルトンを押さえて、ポール・ポジションを獲得したアロンソであったが、
例の不可解なピットでの停止の件がスチュワートに妨害行為であると判断され
5グリッド降格の6番手スタートとなってしまった。
加えて、予想に反して、チームの指示で停止していたとするアロンソの主張通り、
チーム側にも違法性があったと判断され、マクラーレンには
このレースでのコンストラクターズポイントは与えられないという異例の裁定になった。
(ドライバーズポイントは通常通り与えられる。)
さて、そんな中始まったレースでは、繰り上がりのポールスタートとなったハミルトンが
無難に1コーナーを攻略し、トップのままオープニングラップを制する展開。
これに続くのは、
3番手スタートながら1コーナーでハイドフェルドを交わして浮上したライコネンだ。
レースはこの2台の5秒前後での争いとなった。
両者ともに2度のピットストップをそつなくこなし、ギャップも縮まりはするものの
オーバーテイクを仕掛けるにも至らず、そのままチェッカーとなった。
モナコに次いで、平均速度の遅い、低速テクニカルコースらしく
ほぼオーバーテイクのチャンスすらないレースであった。
降格のアロンソは4位がやっと、14位スタートのマッサが13位にしかなれなかったのを見ても
いかにオーバーテイクが困難か理解できよう。
さて、いろいろあったが、
終わってみればハミルトンがアロンソとのポイント差を7ポイントに広げた。
そして、交代でトラブルに見舞われるフェラーリ勢は現実的にチャンスを失ったと言える。
この状況になって、ますますマクラーレン内部が混乱しそうな気配を感じる。