一時の不調を乗り越え、このところフランス、イギリスと2連勝を飾っているライコネン。
これにより、ポイントランキングで3位に躍り出たとはいえ、
現在ポイントリーダーのハミルトンに18ポイントもの大差をつけられている状況だ。
チャンピオン獲得を目指すのでれば、残り8戦全てを勝つ気で行かなければならないだろう。
トップのハミルトンが今季9戦連続表彰台と驚異的な安定性を見せていることを考えれば、
なお更である。
そんな中、迎えたヨーロッパGP初日で幸先良くライコネンがトップタイムをマークした。
2位にハミルトン、3位マッサ、4位アロンソと、またもや2強がガチンコの状態だ。
ただ、初日のトップタイムをマークしたとはいえ、
ライコネンにはライバル以外にも不安要素があるようだ。
「ニュルブルクリンクとホッケンハイムでは常にコンペティティブだったけど、いつも何かが起こって優勝を逃すはめになる。」
と本人が振り返るように、ドイツで行われるレースではあまり好成績を残せていないのだ。
実は、デビュー以来6年間で
ニュルブルクリンクで2回、ホッケンハイムで5回ものリタイヤを喫している。
今年は、リタイヤしてノーポイントというのは、最低限避けなければならない事態だ。
「フェラーリでの初めてのレースだから、物事が好転することを願っているよ。」
と、環境の変化が強運を呼び込むことを願うライコネン。
このレースでフェラーリが1・2フィニッシュ(ただし、ライコネン、マッサの順の方がベター?)を
決めることができれば、流れは大きく変わると思われる。
シーズン終盤に向け、熾烈さが加速するチャンピオンシップを占う一戦となろう。