フェラーリが遂にナイジェル・ステップニーを解雇したようだ。
先日、彼がモナコGP前にマッサのマシンの燃料タンク周りに存在した
謎の粉末に関わっていたという報道についてお伝えしたが、
今回明らかになったのは、彼がスパイ容疑をかけられているという事だ。
フェラーリによれば、ステップニーがフェラーリの技術情報を
マクラーレンのチーフデザイナーであるマイク・コフランに渡した証拠を押さえているという。
これに対し、マクラーレンもプレスリリースを発行。
リリース中には名前の記載はないものの、
”チーム内の技術部門に属するあるメンバーがフェラーリの技術情報を受け取った件で調査対象になっていることを確認し”、”疑いをかけられている人物に対しては、この問題に対する調査が進み、問題の全容が明らかになるまで、チームメンバーとしての活動を停止する”
と発表している。
さらに、マクラーレンは、フェラーリからの技術情報が現在フェラーリに匹敵する強さを見せる
MP4-22に使われている技術といかなる関係もないことを強調し、
潔白を証明するためにFIAに対して監査を要求した。
FIA側もこのような経緯に基づき、
「両チームの惜しみない協力により、FIAはスクーデリア・フェラーリ・マールボロとボーダフォン・マクラーレン・メルセデスの間に起きた問題について調査を開始することとした。」
との声明を発表している。
今シーズンは2強の争いで近年まれに見る白熱したチャンピオンシップとなっているが、
その2強が関わるこのようなスキャンダルで
折角のシーズンに水が差されることだけは避けてもらいたい。
いずれにしても、両チームの技術部門の中核メンバのこのような不祥事は、
F1にとってのイメージダウンが避けられない残念な話だ。