先日行われた2007年F1第5戦モナコGPはマクラーレンが圧倒的な速さで
見事、今季2回目の1-2フィニッシュで優勝を飾った。
勝ったのはモナコ2連覇のアロンソでルーキー、ハミルトンは初のモナコを2位で終えた。
ところがこの順位は故意に操作された結果ではないか、との憶測が飛んでいる。
話の発端となったのは、ハミルトンのレース後の記者会見での発言だ。
2回目のピットストップのタイミングに関して、
「フェルナンドより5、6周長めに走れる燃料を積んでいたから、(あと)3周でピットインしろと言われた時にはびっくりしたよ。ペースを上げてギャップを広げる時間があまりなくなってしまったんだ。」
「(理由は)エンジニアに聞いてみなきゃね。」
と、予想外に早いピットタイミングがトップに出るチャンスを奪ったと語っている。
「シーズンをスタートするにあたって、自分がナンバー2ドライバーであることは分かっていた。」
「これは受け入れてやっていかなければならない。結局は僕はルーキーなんだ。F1のデビューシーズンを戦っているところなのだし、最初のモナコGPで2位に入ったのだから、不満に思うことなどない。」
と、いかにもチームオーダーがあったようにも語っているのである。
これに対し、マクラーレンのチーム代表、ロン・デニスは、
「我々にはチームオーダーなどない。このレースに勝つための戦略だったのだ」
「最初のピットストップの後で、ドライバーたちに対して、ペースを落として戦略を遂行するように指示したのは認める」
「後ろからプッシュされると、プッシュされているドライバーはミスを犯す可能性が出てくる」
と、アロンソを勝たせるために2台のペースをコントロールしたとしか取れない発言をしている。
チームオーダーを出さないポリシーのマクラーレンからするとちょっと寂しい話だ。
(まぁ、当人は”チームオーダー”ではないと言ってはいるが...)
この件に関し、FIAは、
「FIAは2007年モナコグランプリにおいてマクラーレン・メルセデスが国際スポーツ規則に違反した可能性があるとして、同チーム内で発生した出来事に関する調査を開始した。」
との声明を発表している。
有罪の場合、最悪、コンストラクターズポイント剥奪等の処分も行われるかもしれない。