先日行われた2007年F1第5戦モナコGPでの予選Q2において、
プールサイドシケインでマシンをガードレールにぶつけるという自らの失態から
非常に苦しいレースを強いられたキミ・ライコネン。
終わってみれば、チャンピオンシップ上位の3人が表彰台を獲得し、
16位スタートから8位入賞で1ポイントをもぎ取るのがやっとだったライコネンとの差を広げた。
トップのアロンソと2位のハミルトンはともに38ポイント、3位マッサが33ポイント、
ライコネンはというと23ポイントとトップから15ポイント差まで開いている。
そんな状況をポイントリーダーのアロンソは、
「15ポイントの差がついてしまったら、チャンピオンシップ争いの圏外に差し掛かっていると思うよ」
「もう一度失敗したら、もう圏外だね」
と、ライコネンにはもう後がないと語っている。
確かに、ここ2戦での点差の開き方を考えると後がない。
特に、モンテカルロは自ら招いた結果だけに、なお更後がない気持ちは高まるだろう。
しかし、ジャン・トッドはそうは考えていないようである。
「キミはまだ十分にタイトル争いの有力候補のひとりだ」
「勝負はこれからだよ。もし残り2レースの時点で15ポイントの差を付けられているのなら、逆転はまず不可能だろう。だが残り12レースで15ポイントなら、1レース平均1.25ポイントの差でしかない。これはそんなに大きな差ではないと思う」
と語っている。
なんともまぁ、楽観主義な発言である。
おそらく意図して楽観的に話しているのだろうが、
数字のお遊び的な楽な戦いにならないことはライコネン本人がよく分かっているだろう。