結果的に4日間の日程で行われたバルセロナテスト。
各チーム、次のスペインGPやその先を見据えて精力的な走行を行った。
そんな中、革新的な新デバイスを投入したチームもある。
まず、最も注目されていたのがマクラーレンのフロントウイングだ。
アッパーエレメントがノーズを迂回する形で左右のエンドプレートと繋がっている事から、
ブリッジウイングとの愛称がついたこのデバイスだが、思ったほど効果は出なかったようだ。
スペインの地元紙が伝えるところによると、
「新ウイングはチームが当初予想したほどの効果はなく、そこまで革新的なものではなかった」
ということで、スペインGPでは陽の目を見ない可能性もあるという。
一方、新デバイスが効率的に機能していそうなのがフェラーリ。
革新的なクーリングシステムの導入により、サイドポンツーンが小型化されたという。
その甲斐あってか、初日のライコネンは他車に比べ圧倒的なタイムを刻んでいた。
3、4日目のマッサも良いタイムを出しており、マシンのポテンシャルは高いといえそうだ。
最後に紹介するのは、ホンダのこちらもフロントウイングに施した新パーツ。
やはり、アッパーウイングを効率的に使って、
現在問題のブレーキング時のスタビリティ改善を狙っているようだ。
その名も、”エレファントイヤーズ(象の耳)”だ。
その独特の形状のアッパーウイングが機能したのかどうかは、
最終日にドライブしたクリエンのタイムシート最下位のタイムからはよく分からないが...
ただ、近年のシーズン中の開発競争は、
マシン好きのファンにとって、シーズンの楽しみの一つだろう。