2006年シーズンはミシュランにとって最後のシーズンである。(少なくとも当面は)
序盤はルノーと共に絶好調な滑り出しとなったシーズンも、
第9戦カナダGPでグランプリ100勝を達成した後、厳しい戦いを強いられている。
気が付けば、第12戦ドイツGPでのミハエルの優勝により、
ブリヂストンも100勝を達成した。
そのホッケンハイムはミシュラン勢にとって厳しいレースとなったようだ。
ミシュランF1部門ディレクターのニック・ショロック曰く「アグレッシブすぎた」タイヤは
多くのマシンでリアタイヤにブリスターが発生していたようである。
この傾向が顕著に出たのがルノー勢だった。
もともと、マシンのポテンシャルとして、トラクションが重要視されるサーキットでは、
リアタイヤに厳しい特性のマシンだけに他チームよりも影響が大きかったのかもしれない。
アロンソはスタートでこそホンダ勢をかわし、順位を上げたものの、
第1スティントで激しいブリスターに悩まされ、ペースダウンを余儀なくされた。
一方、フィジケラは、同様の現象が第2スティントで発生した。
ショロックは、今回の反省を踏まえ、
「今日学んだことを最大限生かし、温度的に同じくらい暑くなりそうな来週のハンガリーにむけて、適切な製品レンジを選ぶつもりです」
と、同じ過ちは繰り返さないよう懸命の分析を行うようだ。
ミシュラン,ブリヂストンと勝利数ではイーブンの状態で6レースを残すのみとなった。
タイヤウォーズの観点から言えば、
ハンガロリンクで101勝目を挙げた方が今シーズン終盤戦の主導権を握りそうだ。
そして、ルノーとフェラーリが共に予想していた、
タイヤが今シーズンのチャンピオンシップを決定付けるという話は現実のものになりそうだ。
有終の美を飾るために、次戦はミシュランとって正念場となろう。