2006年F1第12戦ドイツGPはフェラーリのためのグランプリとして幕を閉じた。
予選で不調だったルノーのアロンソを後目に
2位からのスタートとなったミハエルはフェラーリの僚友マッサを従え、
堂々の母国グランプリ優勝を飾り、これでアメリカGP以来の3連勝を達成した。
フェラーリはフランスで達成できなかったワンツーフィニッシュを達成し、今後への勢いを得た。
一方、予選不調だったルノーはレースを通して以前のパフォーマンスは魅せられず、
アロンソ5位、フィジケラ6位と沈んでしまった。
これは今シーズンのワーストとなる成績で、
この結果、アロンソとミハエルの差は6ポイント縮まって11ポイント差となった。
今回の結果は、チャンピオンシップに大きな意味を与えるものとなった。
そう、この11ポイント差とは、残り6戦でミハエルが全勝すれば自動的にチャンピオンとなる
自力王者の権利を再び手に入れたことになるからだ。
この意味は大きい。
これまでは、アロンソは仮にミハエルに先行されても2位に入れば良かった。
すなわち、不必要にアグレッシブになる必要はなかったわけだ。
しかし、これからは違う。
多少のリスクは覚悟してでも、攻めに転じないといけない場面が出てくるはずだ。
いよいよ、チャンピオンシップはクライマックスに向かって動き始めた感じだ。
さて、その他の結果に目を向けてみる。
まずは、やはり地元のマクラーレン・メルセデスのキミ・ライコネンだ。
ポール・ポジションからのスタートを3位表彰台という結果に繋げた。
長いトンネルに入ってしまっている同チームだけに、
この結果が出口への兆しとなるか、今後のパフォーマンスに要注目だ。
そして、ホンダが久々に良いレースを見せた。
4位に入ったバトンはもちろん、途中リタイヤのバリチェロもアロンソとバトルを繰り広げるなど、
予選の好調をレースパフォーマンスに繋げられていたのは今後を期待させる。
同じホンダエンジンを擁するスーパーアグリは初陣のSA06の信頼性不足に泣いた。
結果は2台揃ってリタイヤ。
しかし、リタイヤ直前までミッドランドを上回るレースをしていた琢磨の走りから、
今後の熟成次第では、ワンランク上の走りが期待できるのではないかと思う。
いよいよシーズンも後半戦に突入し、目が放せない展開となってきた。