2007年のシート争いに大きな動きが見られた。
今シーズン限りでマクラーレンとの契約が終了し、その動向が注目されていたモントーヤが、
来季からNASCARへ転向することを明らかにしたのだ。
同シリーズへはCART参戦中に在籍していたチップ・ガナッシ・レーシングからの参戦という。
F1からNASCARという、
かつて類を見ないパスだけにNASCARの注目度もこれまで以上に高まりそうだ。
さて、今回の移籍話であるが、どうやらモントーヤからガナッシに持ち掛けられたようだ。
「数日前、彼(モントーヤ)からの電話を受けたんだ。“おい、今ドライバーを探していないか? おれに運転させてくれよ”ってね。」
と、ガナッシは語る。
モントーヤの転向の決断の裏にはこのところの不調によるストレスがありそうだ。
「高額のギャラのために惨めな気分を味わうのは、まっぴらだ。」
と語るその言葉の裏には、新たな舞台への期待があるのだろう。
かつてCARTチャンピオン&INDY500ウィナーという経歴を引っ提げて
ウィリアムズからデビューし、次世代チャンピオン候補ともてはやされた彼も、
チャンピオン争いすら無縁なままにF1を去ろうとしている。
(最も近付いたのは2003年のトップから11ポイント差の3位)
今年31歳の彼があまりにもあっけなく自身のF1キャリアを閉じることを決断したことに
個人的には驚きと失望を隠せない。
モントーヤが求めるスタイルにはNASCARの肉弾戦があっているということなのだろう。
早ければ、今シーズンのF1終了後にもNASCARデビューを果たすらしいモントーヤ。
残り8戦を悔いなく戦い、希望の新天地に羽ばたいて欲しい。