ある意味、チームスタッフの全員が、
シーズン開始前から待ち望んでいるであろうスーパーアグリの真の2006年型マシンSA06。
急遽立ち上げた新チームに4年落ちのマシンと
スーパーライセンス剥奪にまで発展したレースドライバーへの厳しい評価という
ここまでのスーパーアグリは自虐的ともいえる道を突き進んでいる。
しかし、そんな状況の中でも前向きでいられるのは、
常に今SA05で我慢できれば、新車SA06で1ステージ上の世界に行けるという
大いなる期待があるからだろう。
しかし、この期待も、SA06のモノコックがアロウズA23ベースということが判明し、
当初ほどの期待を持てなくなったのは事実である。
それでも、大幅に空力を改善して出てくると言われるシャシーに
期待が持てなくなった訳ではないのもまた事実である。
そんな中、フランスGPが有力と見られていたSA06のデビューが、
残念ながら、さらに1戦先延ばしのドイツGPからとなってしまったようだ。
原因としては、ギアボックスの仕様を決定するのに時間が掛かってしまったことと、
風洞のトラブルにより5日間作業を停止せざるを得なかったことを挙げている。
通常、この時期にはすでに来年のマシンのデザインを始めていなければならず、
現状が2007年のスーパーアグリになんらかの影響を及ぼすことは大いに予想される。
しかし、今この時点では、そんなことも言ってられないのも事実だろう。
初の母国凱旋を前に、F1チームとしての体制を確立して、
できれば、ポイント争いを演じられる競争力は備えて欲しいものである。