そもそもフェラーリのウイングを発端として始まったフレキシブルウイング問題。
第一人者(?)のフェラーリに関しては、
FIAから正式に問題なしとの回答を受け取ったにもかかわらず、
国際映像でそのフロントウイングのフレキシブル振りが見事に放映されたり、
マクラーレンなどのライバルチームがメリット享受のために採用に積極的に乗り出したりと
その盛り上がりは地味ながら確実に広がりつつあった。
そして、北米の高速2連戦を前に、その動きに歯止めをかけるべく、
FIAはリアウイングのフラップの間にセパレータの装着を義務付け、
ギャップを保つよう仕向けた。
これにより、事実上、これまでの経緯も含め、問題を一気に解決しようといった感じだ。
しかし、ものごとはそう簡単には収まらない。
今度は、BMWザウバーが規則の抜け穴を見つけ出し、
ストレートで平たい形状に変化してドラッグを減らせるリアウイングを装着しているというのだ。
これはホンダが最初に証拠映像つきで疑問を投げかけ、
その動きにマクラーレンとウィリアムズが同調した形となった。
最近好調なBMWザウバーが現在コンストラクターズ4位のホンダを追いかけているだけに、
ホンダのこの行為はやっかみと見る向きもあるようだが、
ホンダが保有する証拠はかなり有力なもののようだ。
レギュレーションと技術は常にいたちごっこで、
その中から進歩が生まれてきたとはいえ、
あからさまに規制の趣旨を逸脱する行為はスポーツマンとしてまずかろう。
「レギュレーションに明記されてない」と言われれば、それまでなのかもしれないが...