2006年F1第9戦カナダGP。
終わってみればルノーの強さが際立って光る予選となった。
4戦連続ポールポジション中だったフェルナンド・アロンソが記録を5戦連続と伸ばし、
チームメイトのジャンカルロ・フィジケラが2位となり、
第6戦スペインGP以来となる今季2度目のルノーのフロント・ロー独占である。
そして、驚くべきことに、このところ好調さをアピールしているBMWザウバーが
第2ピリオドで3位と4位につけたものの11位にビルヌーブ、13位にハイドフェルドと沈んだ。
そして、キミ・ライコネンとヤルノ・トゥルーリを挟み、
ようやく、フェラーリ、ミハエル・シューマッハは5位がやっとというポジションである。
ここまでルノーの速さを見せ付けられたことから、
レースの注目は専ら勝者よりもその下のバトルに焦点が絞られた感がある。
その意味では、北米ラウンドを迎えてフリー走行3回目で
チームメイトおよびレッドブルの2台を抑えて10位につけていた
トロ・ロッソのスコット・スピードの18位はちょっと期待外れであった。
チームメイトのリウッツィの15位、
レッドブルのクリエン12位とクルサード16位はほぼ順当といえる結果だろう。
日本勢では、ホンダの苦戦が見受けられる。
8位のバトン,9位のバリチェロは苦しいチーム事情を表していると言えるだろう。
決勝ではさらに苦戦が予想されることからポイント争いが熾烈となりそうである。
一方、トヨタはトゥルーリ4位,ラルフ14位と微妙な結果である。
Bスペックシャシー投入によるカイゼンの真価は果たしてレース・ペースにあるのか?
(現時点ではそうでもなさそうに見えるが...)
もはやチャンピオンシップの行方よりも、来年のドライバーマーケットを考えながら、
各チームの動きを見るほうが楽しめる2006年中盤戦である。
個人的に一番の注目は3回目のフリー走行で好調な走りを見せていた
BMWザウバーの実力である。