昨年、一昨年と2年間に渡りBAR(現ホンダ)とジェンソン・バトン争奪戦を繰り広げ、
結局、2006年のドライバーズラインナップから外さざるを得なかったウィリアムズ。
一方で、バトンの代わりに加入した、ニコ・ロズベルグの活躍という、
うれしい誤算があったのも事実である。
チーム代表のフランク・ウィリアムズは言う。
「もしサンタクロースがプレゼント包装されたジェンソンをわれわれに届けてくれるなら、それほどうれしいことはないね」
ウェバーとロズベルグを抱えながらも、バトンへの関心は尽きないようだ。
また、アロンソやライコネンといった新たなエースドライバー達と比べても
バトンの能力は優るとも劣らないと考えているようだ。
「私に言わせれば、バトンの能力は疑いようがない。ミスもほとんど犯さないし、ドライバーとしての全般的な才能は、ミハエル・シューマッハ並みと言ってもいい」
確かに、バトンはミスを犯さないドライバーである。
しかし、(マシンに恵まれなかったこともあるが)ずば抜けた速さを見せないことも確かである。
既にモナコGP終了時点で107戦ものキャリアを重ねながらも
勝利はなく、2004年に4回記録した2位が最高位だ。
そんなバトンをチャンピオンの資質がないと評価する人もいる。
以前から言われてきたことであるが、勝ち方を知らないバトンが勝利を積み重ねるには
最後の壁一枚のブレイクスルーが必要である。
その壁を打ち砕けていない現状の彼が、
チャンピオンのアロンソやライコネンに見劣りするのは当然だと思う。
本当の勝負は、ブレイクスルー後に訪れる。
そこでこそ、真のエースドライバーとしての対決の舞台が整うだろう。
まずは、それに向かってホンダと共に壁を打ち破ってもらいたいものだ。